えご作り体験会

7月7日七夕です。郷見庵には大きな七夕飾りが揺れています。今日は木籠集会所で、初の試み「えご作り体験会」が行われました。えご作りの先生たちをお招きして、20人位の沢山の生徒さんが集まりました。ところで「えご」ってわかりますか?えご草という海藻です。それを丁寧に練って固めた郷土料理です。

 

まず乾燥したえごをよく洗い、水につけておきます。海の中で他の海藻に付いて生えているため、水で戻した後、丁寧にえご以外の植物のかけらなどを取っていきます。これをよく目を凝らしてがんばりましょう。きれいにえごだけになったら、水が透明になるまでよく洗い、さあ鍋に投入!銅のお鍋です。

   

ぐつぐつ沸騰してきたら、さあ泡だて器で手早く混ぜます。これはえごの繊維を細かく切り、滑らかにする作業です。その後、ゆっくり火にかけてひたすら木べらで練りま~す。ここからがペアで交代しながら30分以上がんばります。茶色のえごがゆっくり緑色に変わってきますよ。銅の化学作用です。

   

さあ、あとは最後に目の粗い布巾でこして残りのごみを取り滑らかにします。容器に移して粗熱をとり、その後冷蔵庫へ。明日から三日後くらいがおいしい食べごろだとか。

  

今日は、自分たちで作ったものは持ち帰り、先生方が持参してくださった青森、寺泊など様々な産地や味、色、硬さのえごを頂きました。基本的に酢味噌で頂くようですが、きな粉と黒蜜をかけたわらび餅風の和風スイーツまで。幅広く堪能させていただきました。貴重な体験ありがとうございました。自分の作ったえごを食べる日が楽しみですね。

 

  

 

2019.07.07 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

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