丹波市復興イベント参加レポート

2年前、豪雨による山崩れや土石流で大きな災害に遭った兵庫県丹波市では、被災後、復興の参考にすべく中越地震の被災地の木籠集落を度々訪れて下さり被災地交流を図ってまいりました。復興3年目を迎えるにあたり、「前向きに取り組んでいこう」と復興イベントが開かれました。

このイベントに中越地震被災地の十日町池谷集落と山古志木籠集落が招待され、ふるさと会役員として参加いたしました。山古志集落や池谷集落からの出店や復興イベントへの参加と、復興に向けた新たな創生を考える地域おこしのためのパネルディスカッションに参加してまいりました。

 

1日目は市の復興担当責任者から被災地の市島町を案内して頂き、道路沿いに見える数々の崩れた山肌や山崩れ現場で復興作業中の山寺の境内を見学させて頂き被害の大きさを目の当たりにいたしました。復興イベント会場では数々の出店による百円縁日や鴨レース、風船飛ばし、高校生や地元有志によるステージイベントなど元気を取り戻した笑顔を拝見することが出来ました。

 

 

 

2日目は「丹波市から始まるふるさと創生シンポジウム」として、宮崎緑先生(元NHKキャスターで千葉商科大教授)の基調講演(ハートウェアによるまちづくり)と「新しいコミニュティのカタチ」と題したパネルディスカッションが行われ、コーディネーターには宮崎先生、パネラーとして、交流から移住・定住に向かい「奇跡の集落」と言われた十日町市池谷集落に移住した福島さんと山古志木籠ふるさと会を代表して亡き松井前会長の娘さんの智美さん、中越防災安全推進機構の山崎さん、地元でコミュニティ活動をされてる荻野さんで、それぞれの地域としてのプレゼンテーションに続き、宮崎先生のたくみな誘導のもと活発なディスカッションが行われました。智美さんは当初、緊張したところもありましたが見事なパネラーぶりでした。

今後も各地との被災地交流を深め、ふるさと会として、もっと各地の参考になる活動をして行かなければとの思いを深めました。

2016.09.01 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

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