春の道普請・ふるさと会総会
残雪も消え、雪割草が咲き、山菜が出始めた木籠集落で春の道普請、ふるさと会総会で新年度のスタートを切りました。
集落の皆さん、ふるさと会の仲間たちが集まり、冬の間に傷んだ側溝の整備、雪で崩れた諏訪神社の石灯篭集の復旧、境内に積もった落ち葉の清掃や郷見庵脇の老人会の畑の花植え作業で心地よい汗を流しました。
道普請後一休みして、8回目のふるさと会総会を開催し、活動報告、決算報告をし、新年度へ向け決意を新に致しました。総会後、数年前から南相馬や飯館村から頂き植樹した桜の花見会を行い、採れたての山菜料理で舌鼓を打ちました。
春の行事 日程のお知らせ
残雪もほとんど消え、春を迎えた山古志では郷見庵が4月22日にオープンし、山古志木籠ふるさと会の新しい1年が始まります。
ふるさと会の春の行事計画をお知らせいたします。
1. 春の道普請及びふるさと会総会 4月30日(日)
・道普請 9時より (ふるさと会会員は集落内の道路の空き缶等のゴミ拾いを行います)
・ふるさと会総会 10時半頃より(道普請が終わり次第総会を行います)
《総会終了後、3年前に福島の被災地から寄贈され植樹した桜の花見会を12時頃から行います》
2. 田植え 5月14日(日) (詳細は別途ご案内いたします)
3. チマキ、笹団子作り 6月中旬 (詳細は別途でご案内いたします)
熊本地震被災地訪問
熊本地震から1周年をを迎える4月13~15日に山古志木籠ふるさと会の有志17名で予てより被災地交流のある熊本県の南阿蘇村、西原村を訪問し復興支援を兼ねて桜苗木の贈呈、植樹などで交流を深めてまいりました。
13日には南阿蘇村では震災で閉館し、14日に再開館する「風の丘阿蘇大野勝彦美術館」を訪問し、開館準備でお忙しい大野先生と共に桜の植樹をしてまいりました。
14日に西原村の二つの集落を訪れ、大切畑集落では桜の植樹と持参した山古志牛のバーベキューで懇親会で交流を。
古閑集落では桜の苗木の贈呈式と集落の会館をお借りして、山古志牛の煮込みを作り親睦会を行いました。
15日には西原村の慰霊祭に参列し震災犠牲者の鎮魂をお祈り致しました。
三日間を通して車窓から見える被災地は各所で重機が入り復興は進んでいるように目えますが、手付かずの所もかなり見受けられますので一日も早い復興をお祈り致します。
面綱作り
明け方まで降った雪も上がり、久々の晴れ間の木籠集落では、お茶飲み会を兼ねたミニ面綱作りが行われました。(面綱は闘牛用の化粧つなで、おもづなと呼ばれ相撲の化粧まわしに相当する)豪雪の山間地の集落ではお茶飲みに集り、共同作業をしながら談笑するのが冬の間の楽しみです。
この日は闘牛会の面綱作り名人の六蔵さんを招き、ミニ面綱作りに挑戦し六蔵師匠の指導の下、悪戦苦闘の末、何とか形になり、あわよくば直売所で販売を
とも考えておりましたが、まだまだ修行が足りないようです。
お昼には持ち寄った煮物や漬物、更には鍋や炊き込みご飯での昼食で話が弾み楽しい冬の一日でした。
又、この日は雪堀隊のボランティアの皆さんが木籠集落に集まり、除雪作業に汗を流しており、高齢者世帯が多い集落の皆さんも大変喜んでおりました。
賽ノ神を行いました
本年は例年になく小雪で畑にわずかに雪が残るていどので穏やかな正月を迎えた山古志の正月でしたが、12~3日からの大寒波で一挙に1.5m程の積雪になり、大雪警報が継続される中での木籠集落の賽ノ神でしたが、時折晴れ間ものぞく穏やかな陽気で50人程が集まり五穀豊穣、無病息災を祈りました。集落の皆さんと賽ノ神の心柱になる木の切り出し、骨組み、藁あみ、おんべを作り賽ノ神に飾付け完成です。
恒例の餅つきを行い、つきたてのお餅をきな粉とお汁粉で頂き、、例年ですと牛汁が振舞われるところでしたが今年は被災地交流で昨年お世話になった丹波市より猪肉のプレゼントがあり、猪なべで体が暖まったところで賽ノ神の点火が行われました。(猪鍋は臭みもなく柔らかくおいしく頂きました)点火まで間、藁が乾燥されたままのため今年の賽ノ神はあっという間に燃え上がり、スルメや餅を焼き、ミカン蒔き、子供たちはソリや鎌倉ほりと楽しい小正月行事でした。
木籠メモリアルパーク展 in おらたる
平成16年10月23日に発生した中越大震災により、大きな地滑りが起き、山古志東竹沢木籠地域を流れる小さな芋川がせき止められ、上流で暮らす1つの集落が水没しました。
木籠メモリアルパークは震災の記憶を伝える場所として、今も被害の爪痕をなままましく物語っています。平成28年10月23日に震災遺構として、保存工事が完成しました。水没していく様子や集落の人のドラマを皆さんに紹介します。
賽ノ神のお知らせ
山古志の年の瀬は例年ですと2メートル程の雪に覆われて新年を迎えるところですが、先週一度は積もった雪も、今日現在ほとんど積雪がなく、木籠集落の本格的な厳冬は年明けになりそうです。
五穀豊穣、一年の息災を祈念する小正月の恒例行事の賽ノ神は1月15日(日)に行います。
朝、10時から集落の方達と一緒に賽ノ神組み付けや御幣(おんべ)作りに皆さんも参加してみませんか!
賽ノ神が出来上がり次第、11時過ぎから餅つきを行い(予定)、賽ノ神を点火致します。
(年男、年女となられる方に点火役をお願い致します)
点火後はスルメやお餅を賽ノ神の火で焼いてお楽しみください。餅投げや菓子投げも予定しております。
又、積雪の状況によってはお子さんのソリ遊びもできるかと思います。
大勢の皆様のご参加をお待ちいたします。
秋の蕎麦打ち大会
ついにこの日がやってきました~\(^v^)/ 真夏の種まきから、秋の収穫、一粒一粒がいとおしい。何度も選別して粉になるまで本当にご苦労様でした。今日の木籠は見事な秋色に染まり見事。少し肌寒いなか、外では撒き割り、火をおこし蕎麦ゆでの準備、中では蕎麦打ちお師匠さんがさっそく一番新蕎麦打ちを始めましたよ!
さて、師匠に続け!とばかりに、まずは一生懸命蕎麦をこねこね。体重をのせて~、コシのあるお蕎麦にな~れ。でもカメラを向けると皆さんにっこり。とても楽しそうでした。
お次はこねた生地を伸ばして均一に切っていきます。トントントンと、見事な包丁さばき!切った蕎麦はくるっとねじって、ほい出来上がり。それを見ながら、各々自分でこねた生地に向かい、蕎麦包丁を握って慎重に~。だんだんコツをつかんでリズミカルに。はいくるり、美味しそうな生蕎麦が並びました。後はゆで釜係りさんに引き継ぎます。
そのころ、台所では付け合わせのてんぷら揚げ。木籠の野菜、旬の野菜、さっくりとかき揚げでどうぞ。それから、粘り気のつよ~い長芋を一生懸命すりおろしてお手伝いしてくださった方も。おかげで、お蕎麦はいろんな味に楽しめました。
こうして、お客様方にも大盛況。作った私たちも、美味しくありがたく、今年の木籠の新そばを味わいました。みなさん本当にごちそうさま。ありがとうございました。
蕎麦打ち大会の日程
本年の蕎麦の栽培は蕎麦粉にして6㎏程度(昨年並み)の収穫がありました。恒例の蕎麦打ち会を下記のように行うことになりましたのでご案内いたします。
1・日時、場所 11月6日(日) 10時より木籠集落公民館にて
(蕎麦打ち体験をしたい方は10時前に参集)
2・会費 500円 (てんぷら付そばが召上がれます)
年々、蕎麦打ちの腕が向上して美味しい蕎麦が打てるようになりました。
参加下さる方の連絡をお待ちいたします。
水没家屋保存工事完了見学会
10月23日、震災記念感謝祭の午後2時より、保存工事が完了した木籠の水没家屋の見学会が行われました。
磯田達伸長岡市長,泉田裕彦新潟県知事,星野伊佐夫新潟県議会議員からご挨拶を頂き、来賓には、関正史長岡市議会議長、五十嵐良一長岡市議会議員、森下淳湯沢砂防事務所長をおむかえしました。長島忠美衆議院議員からも祝電を頂きました。
そして、木籠住民、ふるさと会から、松井吉幸区長,智美さん,石井さん,中村さん,上田さん,リイさん,槇さんなどが参加し、改めて家屋を見学してまわりました。
磯田市長は中越地震から12年が経過する中,「風化をさせない」ことの重要性を述べられました。
泉田知事は,保存された家屋は山古志の経験をほかの被災地や次世代へ伝える力をもっていることを強調されました。
星野県議は地震から数日間は鳥の鳴き声がまったくしなかったことなど,当時の様子を回想されました。
来賓としてご紹介された関市議会議長からは,「松井治二も喜んでいると思います」という言葉が印象的でした。
山古志から全国へ「新潟モデル」を発信して防災・減災の意識を高めるとともに,助け合う心を大切にして全国の被災地のみなさんに心を寄せていくことについて,決意を新たにさせられた式典でした。
式典後は,和やかな雰囲気の中に見学会が行われ,明日24日で退任される泉田知事へ感謝の言葉が贈られました。