脱穀が終わりました
10月8日、あいにくの天気でしたが、前日にはざから降ろした稲束を脱穀しました。テントを張って、黙々と作業。新潟大学の学生さん達も若い力で頑張ってくれました。お昼までには作業は終了。今年のふるさと米の完成です!
田植えから稲刈り、はざかけ、脱穀まで、私たちがお米を口にするにまでには、本当に長い道のりがあるんですね。自分たちが関わったお米はまた格別です。今年もありがたくいただこうと思います。ちなみに、ぎっしり積まれた藁は、闘牛さん達の大切な冬場の食料になるそうですよ。
和太鼓演奏in郷見庵
10月9日(日)に郷見庵において、東京の和太鼓チーム『趣』(総勢17人のチーム)による和太鼓演奏が午前11時から行われます。
沢山の皆さまのお越しをお待ち致します。
10月23日震災記念日のお知らせ
蕎麦刈りをしました
最近までの白い花畑が、いつの間にかしっかり蕎麦の実をつけました。週末も天気予報は好転して快晴!蕎麦刈日和です。蕎麦のためなら、何をおいても駆けつける有志のみなさんで、蕎麦刈をしました。
蕎麦の実って、真っ黒な三角なんです。一粒嚙んでみると、ふんわり蕎麦の香りが。中は真っ白です。モクモクと畑から刈り取られた蕎麦は、ビニールシートに山盛り。さあ、これからが大変ですよ。
枝についた蕎麦の実を、一本一本手作業で摘み取ります。永遠にも思えるこの作業、でもここでのおしゃべりが楽しいんですよね。いろんな話に花を咲かせて、さすが!皆さんしっかり手だけは動いています。
さて、お昼を挟んで粘ること数時間、ようやく蕎麦の実が集まりました。達成感いっぱいです。一粒も無駄にしまいとピンセットで集める方も(^v^)集めた実をざるに入れて、みんなで「ふ~ふ~」息を吹きかけ、風に揺らして枯葉やゴミを飛ばします。そしていざ、水の中へ!しっかり実った重い実だけが下に沈み、うまく選別されるはず、だったのですが・・・今年はちょっとうまくいかない?
そこで今年はもうひと手間!しっかりした実を選別するために、皆さんそれぞれ工夫して頑張りました。ウチワや段ボール、ありとあらゆるもので汗して扇ぎ、ごみを吹き飛ばしました。扇風機に発泡スチロールのダブル攻撃。匠の技の登場。またまたピンセット?何はともあれ、今日の作業は何とかめどが付きました。
これから蕎麦の実を天日干しして、挽いてそば粉にして。蕎麦打ちまでの道のりは長く、そして楽しみなのでした。今日は皆さん、おつかれさまでした。
稲刈り頑張りました~(^v^)
夏の猛暑で稲の実りは良く、しかし連日の雨続きで稲刈りはなかなかはかどらない。新潟の農家の皆さんが頭を悩ませた今年の収穫。これも自然とのお付き合いいですね。
ありがたいことに、金曜日までの雨が週末には良い天気に変わり、無事稲刈りが出来ました。とはいっても、雨の続いた田んぼは大変です。土曜日に有志のみなさんが、田んぼを1枚機械で刈って様子を見ておいてくださいました。当日の今日は、田んぼはぬかるんではいるものの、素晴らしい秋晴れ。張り切ってスタートです。
午前中、一枚は昔ながらの手刈りで、もう一枚は地元の方に機械の力を借りました。機械とはいっても、刈った稲はぬかるみの中、足を取られながら人が集め、田んぼの畔に重ねます。それを軽トラックまであぜ道を黙々と運ぶのは、刈り取りに入っている方々の子供たち、お孫さんです。学校の体操着をきて、家族の息もぴったりに、まさに仕事人でした。写真を撮りに来ていた皆さんも、彼らの活躍にカメラを置いて汗を流して手伝ってくださいました。
手刈り隊は、素敵な早乙女の衣装をまとい、でも力強くぬかるみを刈り進みます。かなりの脚力。そういえば今年は皆転ばずに踏ん張っています。みんなでやれば、何とかなる!経験豊富なプロの方々や、娘さんはお父さんから、コツを教わって頑張りました。いつの間にか、誰かが植えてくれた彼岸花が真っ赤に咲いています。これは、モグラ除けになるのだとか!
午前の一仕事が終えたら、お昼です。木籠名物、牛汁がお腹にしみます。甘いおはぎと漬物の塩気はベストマッチ。おかあさん、いつもありがとう。シュワシュワの飲み物もノンアルとはいえうまいなあ~。太陽に照らされて汗したご褒美。
午後は、二手に分かれ、はざ掛けを仕上げる隊と、何ともう一枚の田んぼを手刈り隊が出動!田んぼは3枚のはずでは?実は連日の雨風で稲が倒れ、機械で刈るのが難しくなってしまった田んぼを、手で刈るのだとか。これだけの人数が集まっているし、今年は午後も、もうひと頑張りしたのでした。結構時間もかかり大変だったと思います。でも、「これ一束で、ご飯杯かな」と聞いたときは、じーんとありがたみが伝わりました。皆さん本当にごくろうさまでした。今日はお風呂でゆっくり体をいたわってください。天気が良ければ一週間から10日で脱穀です。
お知らせ: 蕎麦刈りは、10月2日(日)10時からになります。人手がいる作業ですので、ご協力お願いします。
稲刈り日程のお知らせ
今年の稲刈りの日程が決まりましたので、お知らせいたします。
9月25日(日) 9時頃より
昔ながらの手作業での稲の刈り取り、青空の下での昼食を挟んで、天日干しのハザ掛け作業を行ないます。
参加される方は作業に向いた服装と稲刈り鎌をお持ちの方は持参頂けると助かります。
お貸しすることもできますので、お気軽にご参加ください。恒例の早乙女衣装も用意しております。
食材準備等の都合がありますので、参加頂ける方は出来るだけご連絡をお願い致します。
大勢の方の参加をお待ちいたします。
どんぶりキャラバンin 郷見庵
9月19日 郷見庵で学生さんたちによる、各地の特産品を盛り込んだドンブリのお祭り、「どんぶりキャラバン」が行われます。
郷見庵では、山古志和牛丼、三島三色丼、小国山菜丼、栃尾油揚げ丼、輪島ガンジー牛乳シチュー丼の5地域が参加して地域の魅力満載の丼ぶりを販売いたします。9時から販売開始です。数に限りがありますので、お早めにお越しください。
山古志ウオークおもてなし
9月10日、秋の気配が感じられる山古志です。とはいえ日中は照りつけるお日様の中、恒例の山古志ウオークが行われました。
木籠の郷見庵は、給水所中継地点。冷たいお茶と温かいおもてなしが例年のモットーです。案山子やポニー、闘牛もそろっておもてなし。米ぬか窯のおにぎりや牛汁、枝豆、かぼちゃの煮つけなどがそろいます。さあ、先頭の方たちがやってきました。
今日の参加者は、750名ということです!続々と橋を超えて郷見庵を目指してくる皆さん。もう少しで休憩ですよ~。たっぷり精をつけてくださいね。
闘牛やポニーも人気です。ちょっと一休みでも、ゆっくり郷見庵見物でも、みなさんそれぞれに、山里を楽しんでいらっしゃいました。
さて、たっぷり充電して、また行ってらっしゃい、がんばって!もくもくと出発する皆さんの、無事ゴールすることをお祈りしながらお見送りさせて頂きました。また来年も、ぜひ挑戦して、山古志をたっぷり満喫してください。
丹波市復興イベント参加レポート
2年前、豪雨による山崩れや土石流で大きな災害に遭った兵庫県丹波市では、被災後、復興の参考にすべく中越地震の被災地の木籠集落を度々訪れて下さり被災地交流を図ってまいりました。復興3年目を迎えるにあたり、「前向きに取り組んでいこう」と復興イベントが開かれました。
このイベントに中越地震被災地の十日町池谷集落と山古志木籠集落が招待され、ふるさと会役員として参加いたしました。山古志集落や池谷集落からの出店や復興イベントへの参加と、復興に向けた新たな創生を考える地域おこしのためのパネルディスカッションに参加してまいりました。
1日目は市の復興担当責任者から被災地の市島町を案内して頂き、道路沿いに見える数々の崩れた山肌や山崩れ現場で復興作業中の山寺の境内を見学させて頂き被害の大きさを目の当たりにいたしました。復興イベント会場では数々の出店による百円縁日や鴨レース、風船飛ばし、高校生や地元有志によるステージイベントなど元気を取り戻した笑顔を拝見することが出来ました。
2日目は「丹波市から始まるふるさと創生シンポジウム」として、宮崎緑先生(元NHKキャスターで千葉商科大教授)の基調講演(ハートウェアによるまちづくり)と「新しいコミニュティのカタチ」と題したパネルディスカッションが行われ、コーディネーターには宮崎先生、パネラーとして、交流から移住・定住に向かい「奇跡の集落」と言われた十日町市池谷集落に移住した福島さんと山古志木籠ふるさと会を代表して亡き松井前会長の娘さんの智美さん、中越防災安全推進機構の山崎さん、地元でコミュニティ活動をされてる荻野さんで、それぞれの地域としてのプレゼンテーションに続き、宮崎先生のたくみな誘導のもと活発なディスカッションが行われました。智美さんは当初、緊張したところもありましたが見事なパネラーぶりでした。
今後も各地との被災地交流を深め、ふるさと会として、もっと各地の参考になる活動をして行かなければとの思いを深めました。
盆踊り
今年もお盆がやってきます。暑さに負けずぐんぐん伸びる下草を刈り、お宮様を隅々まで拭き掃除。さっぱりとした境内。盆踊りの会場も夏の草木で瑞々しく飾られます。夏の道普請、ご先祖様とお客様を木籠に迎える準備が前日から行われました。
当日は曇り空。雨も降りだし少し不安なお天気です。晴れ間をみて、少し時間を早めてほら貝を先頭に宮司様を迎えました。雨よけに笠をかぶって歩く姿は初めての光景です。無事神事が行われていくうちに、お天気は回復してきました。何だか松井会長が空から笑っているようです。
踊りの前は腹ごしらえ。恒例の焼きそば。会員さんご夫婦の手作りで、香ばしい麺とソースは屋台顔負けです。牛汁や旬の神楽南蛮、夏野菜で賑やかな夕食です。
そろそろ太鼓の音が鳴りだしました。熟年のプロから教わって、山古志の太鼓のリズムをつかみます。唄い手さんの声の調子も整ったでしょうか。太鼓と唄が始まると、集落のお母さんの後ろについて、見よう見まねで踊りの輪ができ始め、どんどん大きくなりました。
灯篭にあかりが灯り、夜も更けていきます。ろうそくのあかり、竹灯籠、山里の暗闇に優しいあかり。お天気をうかがって、早く始めた盆踊り。それから雨は全く降らず、時間はいつもの終わりまで。太鼓に唄にそれを囲む踊り手さん。隣の集落から助っ人さんも来ていただいて、かわるがわる繋いだ盆踊り。拍手で幕が閉じました。また来年も、この場所で会いましょう。