5月25日 快晴の早乙女田植え日和
水清く風薫る皐月晴れの下、5月25日土曜日AM9時より田植えを行いました。この日は連日の晴天に恵まれ、田んぼの状態も良く、寒くもなく暑くもなく暖かい日で、5月の澄んだ空気、鶯の声を聴きながらの田植となりました。
田植には遠くは静岡、南相馬市、筑波、東京、県内含めて60人の方が集まりました。南相馬市から半年ぶりの再会を喜び合い、ふるさと会を支えてくださる地域計画連合の皆さん、ご家族、長岡技大の学生さん、毎年田植えを待ち望むふるさと会員のみなさん、会えてよかった。
男女問わず、昔ながらの田植えの早乙女衣装(もんぺ、はんちゃ、前掛け、すげがさ)を10着用意し、着てもらいました。例年よりもずっと田んぼが華やかです。衣装も素敵、着ている人はもっと素敵。早くも来年この衣装を着たいと予約をされる方もいて、がんばって縫ってきた裏方さんも喜んでいます。
昨年より人数が多かったせいもあり、田植えは11時半で終了。そのあと卿見庵のテントで、昼食会を開きました。この日、新潟県の避難者を支援されている県の職員さんが、応援に訪れてくれまして、一緒に苗を植えてくださいました。挨拶で、木籠で避難者と交流し支援してくださる皆さんに、謝辞と敬意を表して下さいました。感謝とともに、心からお礼を申し上げます。
被災の年に長岡の避難所から参加し、今年は南相馬から来られた方はこう言われました。「2年前の非難の時、どれだけ勇気づけられたか、癒されたか、変わりゆくふるさとを憂いつつも、今日も元気をもらっています」ともあれ、私たちはどんな状況でも、これからも支えあいの結と恩返しの真心を共に高めあっていきましょう。