6月9日 初夏の山里歩き
お天気は快晴、新緑はまぶしく、山古志の山々が笑っているようでした。
昨年は、土砂崩れ等の影響もあり見送られた山里歩きでしたが、今年再開することができました。田植えのときの早乙女の衣装や股引きは涼しくて山歩きにぴったりです。すげ笠はお日様からちょうど良く日陰を作ってくれるので、皆で愛用して歩きました。道案内は木篭のお母さん。お嫁に来た時からこの山を歩いて働いて、山道を知り尽くしています。
今回は木籠から登って、山頂から越後三山を眺め、記念撮影。南の小松倉中山隧道方面から降りるのではなく、北に降りて池谷方面の牛舎を眺めながらくだってきました。
山の上には震災前の田圃や畑の跡があり、こんな山の上までどうやって耕していたんだろう、現在復活している田圃や畑もどうやってる?のという声。わあ~こんなに高くまで登ってきたんだね~とすがすがしい達成感の声。冬の山越えで、自分の村が見える頂でホッとして力尽きてしまった方々への雪倒れの仏様。みずみずしい緑の草を飾って静かに手を合わせる木篭のお母さん。続いて皆も手を合せました。
10:30出発、15:15分木篭到着。みんなで見るまま思いつくまま、いろんなことをおしゃべりしながらの約5時間。山古志の里山と空気につつまれて、12キロ、22,300歩。みんなの気持もまた近づいた気がしました。