賽ノ神のお知らせ
山古志の年の瀬は例年ですと2メートル程の雪に覆われて新年を迎えるところですが、先週一度は積もった雪も、今日現在ほとんど積雪がなく、木籠集落の本格的な厳冬は年明けになりそうです。
五穀豊穣、一年の息災を祈念する小正月の恒例行事の賽ノ神は1月15日(日)に行います。
朝、10時から集落の方達と一緒に賽ノ神組み付けや御幣(おんべ)作りに皆さんも参加してみませんか!
賽ノ神が出来上がり次第、11時過ぎから餅つきを行い(予定)、賽ノ神を点火致します。
(年男、年女となられる方に点火役をお願い致します)
点火後はスルメやお餅を賽ノ神の火で焼いてお楽しみください。餅投げや菓子投げも予定しております。
又、積雪の状況によってはお子さんのソリ遊びもできるかと思います。
大勢の皆様のご参加をお待ちいたします。
秋の蕎麦打ち大会
ついにこの日がやってきました~\(^v^)/ 真夏の種まきから、秋の収穫、一粒一粒がいとおしい。何度も選別して粉になるまで本当にご苦労様でした。今日の木籠は見事な秋色に染まり見事。少し肌寒いなか、外では撒き割り、火をおこし蕎麦ゆでの準備、中では蕎麦打ちお師匠さんがさっそく一番新蕎麦打ちを始めましたよ!
さて、師匠に続け!とばかりに、まずは一生懸命蕎麦をこねこね。体重をのせて~、コシのあるお蕎麦にな~れ。でもカメラを向けると皆さんにっこり。とても楽しそうでした。
お次はこねた生地を伸ばして均一に切っていきます。トントントンと、見事な包丁さばき!切った蕎麦はくるっとねじって、ほい出来上がり。それを見ながら、各々自分でこねた生地に向かい、蕎麦包丁を握って慎重に~。だんだんコツをつかんでリズミカルに。はいくるり、美味しそうな生蕎麦が並びました。後はゆで釜係りさんに引き継ぎます。
そのころ、台所では付け合わせのてんぷら揚げ。木籠の野菜、旬の野菜、さっくりとかき揚げでどうぞ。それから、粘り気のつよ~い長芋を一生懸命すりおろしてお手伝いしてくださった方も。おかげで、お蕎麦はいろんな味に楽しめました。
こうして、お客様方にも大盛況。作った私たちも、美味しくありがたく、今年の木籠の新そばを味わいました。みなさん本当にごちそうさま。ありがとうございました。
蕎麦打ち大会の日程
本年の蕎麦の栽培は蕎麦粉にして6㎏程度(昨年並み)の収穫がありました。恒例の蕎麦打ち会を下記のように行うことになりましたのでご案内いたします。
1・日時、場所 11月6日(日) 10時より木籠集落公民館にて
(蕎麦打ち体験をしたい方は10時前に参集)
2・会費 500円 (てんぷら付そばが召上がれます)
年々、蕎麦打ちの腕が向上して美味しい蕎麦が打てるようになりました。
参加下さる方の連絡をお待ちいたします。
水没家屋保存工事完了見学会
10月23日、震災記念感謝祭の午後2時より、保存工事が完了した木籠の水没家屋の見学会が行われました。
磯田達伸長岡市長,泉田裕彦新潟県知事,星野伊佐夫新潟県議会議員からご挨拶を頂き、来賓には、関正史長岡市議会議長、五十嵐良一長岡市議会議員、森下淳湯沢砂防事務所長をおむかえしました。長島忠美衆議院議員からも祝電を頂きました。
そして、木籠住民、ふるさと会から、松井吉幸区長,智美さん,石井さん,中村さん,上田さん,リイさん,槇さんなどが参加し、改めて家屋を見学してまわりました。
磯田市長は中越地震から12年が経過する中,「風化をさせない」ことの重要性を述べられました。
泉田知事は,保存された家屋は山古志の経験をほかの被災地や次世代へ伝える力をもっていることを強調されました。
星野県議は地震から数日間は鳥の鳴き声がまったくしなかったことなど,当時の様子を回想されました。
来賓としてご紹介された関市議会議長からは,「松井治二も喜んでいると思います」という言葉が印象的でした。
山古志から全国へ「新潟モデル」を発信して防災・減災の意識を高めるとともに,助け合う心を大切にして全国の被災地のみなさんに心を寄せていくことについて,決意を新たにさせられた式典でした。
式典後は,和やかな雰囲気の中に見学会が行われ,明日24日で退任される泉田知事へ感謝の言葉が贈られました。
ありがとうみなさん!12年目の震災記念日
10月23日、12年目を迎えた今日も楽しく笑い、たくさんの方々と温かいお話をして1日が過ごせたことを心よりうれしく思います。郷見庵での震災記念感謝祭。この日を目指してみんなで準備して迎えることが出来ました。今年も盛りだくさんの催しもの。まずは本場山形の芋煮会から頂いたレシピで山古志の野菜とお肉たっぷりの大鍋芋煮の炊き出し。ほくほくの里芋とジューシーな肉汁、そしてお母さん方の絶妙な味付け加減で最高の芋煮が出来ました。少し秋らしく寒くなってきた身体にしみわたります。
今日一番の貸し切りバスで来てくださったのは、東京目黒区の聴覚障害協会の方々21名。「東京もいつ災害に遭うかわからない。昨日は蓬平にとめてもらいましたが、今朝緊急ラジオの放送で目が覚めてびっくりしました。緊急時の体制が整っているんですね。」とおっしゃっていました。写真右は「聴導犬」の「ケンちゃん」目黒区で1頭。「盲導犬」より訓練が難しく、全国でも68頭しかいないのだとか。障害を持っていても、自分たちで勉強して自分たちで身を守ろうという姿に感銘しました。みんなでいも煮をほおばって、「とってもおいしい!」といってくださいいました。
また、東竹沢小学校の教頭先生だった 遠藤 征(すすむ)先生からは、資料館に応援エッセイをいただきました。松井治二さんの娘・智美さんや、息子・富栄さんの恩師です。現在はお体の具合で、ご家族の方々が届けてくださいました。ありがとうございました。その他、資料館に展示した震災前の写真を懐かしそうにご覧になる方々や、震災後の様子や山古志の復興を熱く語る姿、真剣に耳を傾けてくださる方たち。12年の資料がそれぞれの方々に様々な形で届いたことと思います。
さあ、催しはまだまだ続きます。恒例の餅つき大会。つきたてアツアツののお餅をあんこ、きな粉、おろし大根とお好みで。美味しさたまらず、芋煮にポチャンと入れている方もいましたよ。空くじ無しの抽選会、お肉は一体誰の手に!新潟大学の学生さんたちが一生懸命手伝ってくださいました。フリーマーケットにはお着物も。値段は皆さんのお気持ちで。そんなこんなで11時過ぎになりました。いよいよ毎週練習を重ねた、「五穀豊穣の舞」のご披露です。
舞を踊るのは、木籠集落の皆さんが中心です。ご師匠の中村さんはもう泊りがけでご指導したとか。太鼓は木籠の盆太鼓名人、孝一郎さん。笛は山古志の油夫から八久保保(たもつ)さんをお迎えしました。この舞を最初にご披露したのは、郷見庵が完成した竣工式でしたが、今回は練習の成果あって完成度も高く、あいにく雨が降ってきたにもかかわらず、たくさんのお客様が足を止めて見入っていました。沢山の拍手とお菓子まきで幕を閉じました。
みなさん、「山猫庵」を覚えていらっしゃいますか!本日は、お茶屋「山猫庵」として、しっとりとした佇まいで、お抹茶を頂けるよう郷見庵2階にオープンしました。山古志の野の花を眺めながら、お茶菓子を頂いていると、温かいお抹茶が出てまいります。ホッと一息。静かに心温まり、初めての方もとっても飲みやすく美味しかったと好評でした。
こうして、それぞれが得意分野を発揮して、自分も楽しみ、お迎えした方々にも楽しんでいただく。そして、また再会できる日をお待ちする。震災以来、松井会長と木籠ふるさと会が貫いてきた心意気。今日の感謝祭もみんなのこの思いと、来てくださった方々の力でやり遂げることが出来ました。「いろいろ大変なこともあるけどさ、でもやり終わったときはいっつも思うんだよね。あ~やっぱりやってよかったって。」
これからも、山古志木籠ふるさと会、郷見庵で、楽しく元気にお待ちしています。皆様ぜひまた来てくださいね。
震災記念日 郷見庵感謝祭
震災12周年を迎える10月23日に今年も郷見庵感謝祭を催します。
本年のイベントの主な内容
1、餅つき 山古志流の2人杵餅つき(あんこ餅、きな粉餅を振舞います): 10時半頃
2、芋煮会 本場山形の方からご指導頂いたレシピで、150人分の巨釜で炊きだします。: 11時頃より炊き始め
3、神楽舞 中越地区に伝わる昔からの農作業の様子を舞にした五穀豊穣の神楽舞を集落の住民とふるさと会会員により披露いたします。(踊りの終わりにお菓子蒔きを行います) : 11時半より
4、フリーマーケット: 10時より
5、クジ引き会 景品が無くなるまで空くじ無しのクジ引き行います。:10時より
6、水没家屋保存工事完了見学会
県知事、国会議員他の来賓を迎え保存家屋の見学を行います。 : 2時
7、その他
大勢いの皆様のご来場をお待ちいたします。
秋の郷見庵
実りの秋です。とはいえ、天候は不安定。紅葉もこれからです。けれど郷見庵には今日も各地からお客様が足を運んでくださいました。治爺と、ご縁を結ぶ木彫りの動物たち、山古志のおばあちゃんがお出迎え。
店先には秋の味覚が所狭しと並びます。個人のお家で作っている物が多いので、その日によってラインナップは様々ですが、さつまいも、里芋が並び始めましたし、神楽南蛮もまだありました。かぼちゃ、糸うり、クルミ、栗、ミョウガ、キノコ、枝豆、玉ねぎ。店内では、山古志牛をはじめ、手作りのお土産品も販売しています。
そしていつもの、ぬか窯神楽南蛮味噌のおにぎりと、牛汁(週末、祝日)が看板メニュー。冬場以外は年中無休がモットーで、お店番のお母さんたちと気軽におしゃべりを楽しんでください。商品の説明や、お料理のコツもお教えします。お茶を飲んで景色を楽しみ、タイミングが良いとお料理の試食ができることも。秋のドライブに是非お立ち寄りください。お待ちしております。
脱穀が終わりました
10月8日、あいにくの天気でしたが、前日にはざから降ろした稲束を脱穀しました。テントを張って、黙々と作業。新潟大学の学生さん達も若い力で頑張ってくれました。お昼までには作業は終了。今年のふるさと米の完成です!
田植えから稲刈り、はざかけ、脱穀まで、私たちがお米を口にするにまでには、本当に長い道のりがあるんですね。自分たちが関わったお米はまた格別です。今年もありがたくいただこうと思います。ちなみに、ぎっしり積まれた藁は、闘牛さん達の大切な冬場の食料になるそうですよ。
和太鼓演奏in郷見庵
10月9日(日)に郷見庵において、東京の和太鼓チーム『趣』(総勢17人のチーム)による和太鼓演奏が午前11時から行われます。
沢山の皆さまのお越しをお待ち致します。