木篭の盆踊り~今も昔もずっと変わらず受け継がれて~
8月15日、月天子、天の川に見守られて、今年も諏訪神社にてお盆の神事、盆踊りを行いました。
この日は連日の猛暑が続くただ中の一日でしたが、15時からの支度を終え神事が始まる16時ころには涼しくなって、おごそかに神事が執り行われ、焼きそばや牛の煮込みをいただいた後、住民、元住民、隣の梶金集落、議員さん、会員、東洋大学、長岡技大の学生合わせて50人の方が集まって踊りの輪を作ってくださいました。皆さん本当にありがとございました。
「午後7時過ぎ、誰とも「開始」の合図もなく、元住民の方が一人で太鼓をたたき始めると、境内を包むように並べられた竹灯篭の灯りがそれに呼応するかのように明るさを増して、神社と人々を浮き上がらせます。
音頭取りが太鼓に促されて「さて合点だいー」「さて頼みだいー」と歌が始めると、座ってお酒を召し上がっていた壮年も婦人も、眠っていた体中の木籠DNAと血が急に騒ぎ出し、誰かれとなく立ち上がって踊りの輪を作っていきます。
浴衣姿の学生さんは昨日も他で踊られていたので、まるで住民のように品良く踊りだします。やがて梶金の衆も加わり太鼓の加勢が増してくると、盆踊りもヒ゜ークに達しるつぼ状態。皆さん本当に生き生きとした顔で幸せそうです。この顔見たさに会に入っているんだなーと実感しながら、8時半に踊りは終了。
さて盆踊りに限らず、文化は人に希望と勇気と生きる喜びとを咲かせてくれます。私たちはこれからも木籠の住民が先祖から受け継がれた財産、宝物を守り支え、共々に生きる喜びと明日への力の糧にしていきたいと思います。
NHK復興サポート番組で木籠集落が紹介されます!
NHKの復興サポート番組で木籠集落が紹介されます。 放送日時 : 8月25日(日) AM10:05~10:53 NHK総合テレビ 番組タイトル : 明日へ ー支えあおうー 復興サポート
http://www.nhk.or.jp/ashita/bangumi/
震災の影響で人口が減り、限界集落化が懸念されている石巻近郊の相川集落という被災地の「集落再生」
がテーマです。復興に向けた今後のコミニュテーの有り方として、山古志木籠ふるさと会を参考例として
紹介しております。(木籠関連は5~6分の放送)
お時間がありましたら、どうぞご覧下さい!
2013.08.22 | 新着情報
今年の蕎麦は豊作の予感!
7月末に種まきした蕎麦が2週間でこんなに立派に育っております。
毎年、晩秋に行なっている、蕎麦打ち大会は蕎麦を種まきから育てて、自前の蕎麦粉で美味しい蕎麦を打つのが自慢でしたが、昨年は種まき後の日照りに悩まされ5kgの種から 2kgの収穫しか得られませんでしたが、今年は3kgの種をまきましたが今の状態から考える と15~20kg以上の収穫が見込めそうな勢いです?
9月始には蕎麦畑一面に白い花が咲き、10月中頃に刈入れの予定です。
夏の道普請(8月11日)・盆踊り(8月15日)のお知らせ
恒例の盆踊りが近づいてきましたのでスケジュールをお知らせいたします。
1.夏の道普請 8月11日(日) 午前9時 郷見庵集合
・ 集落の道路脇の草刈
・ 諏訪神社境内の草刈、お宮の清掃
2.盆踊り 8月15日 諏訪神社
・ 3時より準備作業(幟旗設置、照明、灯篭準備等)
・ 5時よりほら貝行列で神官出向え、祝詞奏上
・ 6時ごろより懇談軽食
・ 7時 盆踊り開始 (1~2時間)
道普請、盆踊りに参加頂ける方、連絡をお願いいたします。
2013.08.03 | 新着情報
7月28日 蕎麦の種まきで汗流し、BBQ・歌の会~!!
7月中旬に鎮守様の掃除をしていた時のこと「ね、ね、久しぶりにみんなでバーベキューしたいね。」 との声がでました。
「 蕎麦の種蒔きは7月末がいいと思うから、その日はどう?」「『山古志音頭』の歌も教えてもらいましょう。 」
というわけで、当初の行事予定にはなかったけど、話はとんとん拍子にまとまりました。
昨年、HPを通して『木籠・ふるさと会』の会員になられた伴さんは元音楽教師で、各地の福祉施設などへ“音楽出前”のボランティアをされています。蕎麦蒔きのお誘いと歌の指導をお願いすると、埼玉から駆けつけるとOKしてくださりそして歌唱担当は 知り合いの燕市の首藤先生にお願いできました。首藤さんはFM三条で「。「首藤隆司の童謡・唱歌」という歌番組を担当されている方です。お二人ともお忙しい中を来ていただき、ありがとうございました
後はお天気だけですが おお! 晴れましたよ!
午前中から山の畑で蕎麦の種蒔き作業に頑張る男衆!マメトラで耕し、浅い溝を掘り、蕎麦の種を蒔き、少し肥料もいれ軽く土をかぶせます。夏の陽射しの下で、ビッショリ汗だくになって仕事に励んでくれました。
昨年の収穫は日照りでちょっと残念な結果だったのでリベンジを狙ってます。今年こそは 大豊作を期待しましょう♪11月にはこの畑で採れる新蕎麦での 『蕎麦打ち会』が待ってるからね~♪。暑い中 本当にお疲れ様でしたぁ!。
農作業が終えるのを待って、BBQの始り はじまり~。・・・ってもう始まってるし (笑)
BBQの準備を担当してくれたのは女子衆。山古志産の牛肉と新鮮野菜がタッ~~~プリ用意されています。
ドラム缶のBBQコンロで焼かれるお肉の美味しそうな匂い。「いただきまーす」 もそこそこにパクつきます♪。美味しいものを食べると、みな いい笑顔になりますよね。
お腹もいっぱいになったことだし、この後は歌で賑やかに!伴さんのキーボード伴奏で『山古志音頭」を教えていただきました。首藤さんの張りのある歌声にリードされながらメロディを口ずさみます。『山古志音頭』は昭和48年にまだ合併する前の山古志村で作られたものです。作詞は加藤次馬先生、作曲は浅井政尾先生で現在の山古志小学校の校歌も作曲されていますよ。
続いて 今は廃校となった「梶木小学校校歌」『東竹沢小学校校歌」も流れお母さんたちは母校の校歌を感慨深く思い出したようです。さらに歌は 「ふるさと」 「十日町小唄」「高校三年生」etcと盛り上がり ついには踊りだす仲間も (笑)ふるさと会のボーカル児玉さんも自作の「がんばろうて 山古志」を熱唱。時間も忘れて歌って踊っての楽しいひと時となりました。
蕎麦も蒔いたし、BBQも美味しかったし、「山古志音頭」も覚えたし?
この日も楽しかった思いを胸に山古志をあとにしたのでした。
今年の七夕は大きいぞ!しかも2本!
郷見庵での七夕飾りは3回目となります。年々レベルアップを重ね、本年は2本の大きな竹を準備し、郷見庵の両側を飾ることになりました。6月30日に木籠の住民、ふるさと会員、福島の避難者など大勢の人が集まり、デコレーションの制作、太い竹への飾り付けを賑やかに行ないました。木籠のおばーちゃん達も「子供のころを思い出し楽しいよー」とみんなでお喋りしながら飾りを作って頂きました。
木籠での七夕飾りは震災後、帰村のための住宅造成地での地鎮祭に各戸の区割り毎に一本の七夕を飾り、帰村の無事を祈ったものでした。あれから7年目になりましたので、今回は集落の各戸ごとに、小さな七夕飾りを作り飾って頂くことにいたしました。
七夕飾りは2~3週間飾ってありますので、お出でいただいた折には是非、ご覧下さい。
ちまき、笹団子、山法師のフラワーアートができました
6月22日、恒例のチマキ、笹団子作りを行いました。この行事は、震災から木篭に帰村して初めてみんなでやった思い出深い行事です。チマキの先生は木篭のお母さんたち。笹団子の先生はふるさと会の料理上手のお母さんたち。みんなで教えあってお昼は出来たてのチマキと笹団子をいただきました。「チマキって、きな粉だけでなく、木篭の神楽南蛮味噌をつけて食べるととっても美味しい」なんて発見もありました。
午後からは、新潟からフラワーアートの先生方3人に教わって、山法師の花を山古志のアケビのツルにちょこんと飾ったリース作りを教わりました。それぞれの個性いっぱい。涼しげな山法師の花がたくさんできました。親切に教えていただいた先生方、どうもありがとうございました。
雪解け後、春から初夏の木篭水没家屋
震災から8年になりました。水没家屋には、今もたくさんの方々が足を運んでくださいます。昨年は見守る会へ多くの方からご支援をいただきました。木篭復興の原点を皆さんの目で見ていただけることに感謝いたしますとともに、皆様が何かを持ち帰っていただければ幸いです。
震災以来、家屋にはほとんど何の手を加えることもなく、毎年長い冬の間、家屋は雪の中に埋もれてしまいます。春が来て姿を現す水没家屋は、少しづつ屋根が崩れ、家が傾いていきます。今私たちにできることは、この水没家屋を見守ることだけなのです。
6月9日 初夏の山里歩き
お天気は快晴、新緑はまぶしく、山古志の山々が笑っているようでした。
昨年は、土砂崩れ等の影響もあり見送られた山里歩きでしたが、今年再開することができました。田植えのときの早乙女の衣装や股引きは涼しくて山歩きにぴったりです。すげ笠はお日様からちょうど良く日陰を作ってくれるので、皆で愛用して歩きました。道案内は木篭のお母さん。お嫁に来た時からこの山を歩いて働いて、山道を知り尽くしています。
今回は木籠から登って、山頂から越後三山を眺め、記念撮影。南の小松倉中山隧道方面から降りるのではなく、北に降りて池谷方面の牛舎を眺めながらくだってきました。
山の上には震災前の田圃や畑の跡があり、こんな山の上までどうやって耕していたんだろう、現在復活している田圃や畑もどうやってる?のという声。わあ~こんなに高くまで登ってきたんだね~とすがすがしい達成感の声。冬の山越えで、自分の村が見える頂でホッとして力尽きてしまった方々への雪倒れの仏様。みずみずしい緑の草を飾って静かに手を合わせる木篭のお母さん。続いて皆も手を合せました。
10:30出発、15:15分木篭到着。みんなで見るまま思いつくまま、いろんなことをおしゃべりしながらの約5時間。山古志の里山と空気につつまれて、12キロ、22,300歩。みんなの気持もまた近づいた気がしました。
笹団子とちまき作り・フラワーアレンジメント
笹の新芽が芽吹く季節となりました。
本年も恒例のちまき・笹団子つくりを6月22日に行ないますのでご案内いたします。
ちまき・笹団子が蒸しあがった後、昨年、会員になられた新潟のSさんから、フラワーアレンジメントのご指導をいただけるとの申し出がありましたのでお願いすることに致しました。
・ ちまき・笹団子作り : 6月22日(土) 10時 木籠集落集会所
材料費として500円の参加費をお願いいたします。
・ フラワーアレンジメント : ちまき終了後引き続き(1時頃から)
講師の先生のご好意により材料は提供頂ける事になり無料の講習となります。
(当日のアレンジメントの素材は『山法師の花』になるそうで、9日の山歩きの時に
作品のサンプルみせていただけるそうです)
参加頂ける方は材料調達(ちまき&アレンジメント共)の都合がありますので、15日までに連絡下さい。
事務局 石井 連絡先 0258-59-2180(山古志木篭ふるさと会 松井治二)
2013.06.01 | 新着情報