雪解け後、春から初夏の木篭水没家屋
震災から8年になりました。水没家屋には、今もたくさんの方々が足を運んでくださいます。昨年は見守る会へ多くの方からご支援をいただきました。木篭復興の原点を皆さんの目で見ていただけることに感謝いたしますとともに、皆様が何かを持ち帰っていただければ幸いです。
震災以来、家屋にはほとんど何の手を加えることもなく、毎年長い冬の間、家屋は雪の中に埋もれてしまいます。春が来て姿を現す水没家屋は、少しづつ屋根が崩れ、家が傾いていきます。今私たちにできることは、この水没家屋を見守ることだけなのです。
6月9日 初夏の山里歩き
お天気は快晴、新緑はまぶしく、山古志の山々が笑っているようでした。
昨年は、土砂崩れ等の影響もあり見送られた山里歩きでしたが、今年再開することができました。田植えのときの早乙女の衣装や股引きは涼しくて山歩きにぴったりです。すげ笠はお日様からちょうど良く日陰を作ってくれるので、皆で愛用して歩きました。道案内は木篭のお母さん。お嫁に来た時からこの山を歩いて働いて、山道を知り尽くしています。
今回は木籠から登って、山頂から越後三山を眺め、記念撮影。南の小松倉中山隧道方面から降りるのではなく、北に降りて池谷方面の牛舎を眺めながらくだってきました。
山の上には震災前の田圃や畑の跡があり、こんな山の上までどうやって耕していたんだろう、現在復活している田圃や畑もどうやってる?のという声。わあ~こんなに高くまで登ってきたんだね~とすがすがしい達成感の声。冬の山越えで、自分の村が見える頂でホッとして力尽きてしまった方々への雪倒れの仏様。みずみずしい緑の草を飾って静かに手を合わせる木篭のお母さん。続いて皆も手を合せました。
10:30出発、15:15分木篭到着。みんなで見るまま思いつくまま、いろんなことをおしゃべりしながらの約5時間。山古志の里山と空気につつまれて、12キロ、22,300歩。みんなの気持もまた近づいた気がしました。
笹団子とちまき作り・フラワーアレンジメント
笹の新芽が芽吹く季節となりました。
本年も恒例のちまき・笹団子つくりを6月22日に行ないますのでご案内いたします。
ちまき・笹団子が蒸しあがった後、昨年、会員になられた新潟のSさんから、フラワーアレンジメントのご指導をいただけるとの申し出がありましたのでお願いすることに致しました。
・ ちまき・笹団子作り : 6月22日(土) 10時 木籠集落集会所
材料費として500円の参加費をお願いいたします。
・ フラワーアレンジメント : ちまき終了後引き続き(1時頃から)
講師の先生のご好意により材料は提供頂ける事になり無料の講習となります。
(当日のアレンジメントの素材は『山法師の花』になるそうで、9日の山歩きの時に
作品のサンプルみせていただけるそうです)
参加頂ける方は材料調達(ちまき&アレンジメント共)の都合がありますので、15日までに連絡下さい。
事務局 石井 連絡先 0258-59-2180(山古志木篭ふるさと会 松井治二)
2013.06.01 | 新着情報
6月9日(日) 里山歩きの会
木籠の山歩きは一昨年に行い、大盛況でしたが、その後の豪雨で崩落箇所もあり昨年は実施できませんでした。今年は山道も復旧いたしましたので2年ぶりに里山歩きの会を6月9日に計画いたしました。
山歩きをしながら震災の跡地や、かつての木籠住民の生活の基盤であった田畑跡などを巡るツアーで、山には緑が芽吹き、魚沼市(広神地区)との境の大道峠で、越後三山の景色を望む場所で昼食を食べながらたくさんの人達と交流を深めたいと思います。前回は大道峠から右に折れて中山トンネルを経て木籠に戻りましたが、今回は左に折れて旧楢の木集落(中越地震後、集団移転をした集落)を経て戻るコースを予定しております。
日時、場所: 6月9日(日) 郷見庵 10時出発
昼食、飲み物は各自持参
雨天の場合は中止といたしますが、週間天気予報が出た時点で再度連絡いたします。
お問い合わせ、参加ご希望の方はご連絡ください。
山古志木篭ふるさと会 松井治二 0258-59-2180
2013.05.28 | 新着情報
5月25日 快晴の早乙女田植え日和
水清く風薫る皐月晴れの下、5月25日土曜日AM9時より田植えを行いました。この日は連日の晴天に恵まれ、田んぼの状態も良く、寒くもなく暑くもなく暖かい日で、5月の澄んだ空気、鶯の声を聴きながらの田植となりました。
田植には遠くは静岡、南相馬市、筑波、東京、県内含めて60人の方が集まりました。南相馬市から半年ぶりの再会を喜び合い、ふるさと会を支えてくださる地域計画連合の皆さん、ご家族、長岡技大の学生さん、毎年田植えを待ち望むふるさと会員のみなさん、会えてよかった。
男女問わず、昔ながらの田植えの早乙女衣装(もんぺ、はんちゃ、前掛け、すげがさ)を10着用意し、着てもらいました。例年よりもずっと田んぼが華やかです。衣装も素敵、着ている人はもっと素敵。早くも来年この衣装を着たいと予約をされる方もいて、がんばって縫ってきた裏方さんも喜んでいます。
昨年より人数が多かったせいもあり、田植えは11時半で終了。そのあと卿見庵のテントで、昼食会を開きました。この日、新潟県の避難者を支援されている県の職員さんが、応援に訪れてくれまして、一緒に苗を植えてくださいました。挨拶で、木籠で避難者と交流し支援してくださる皆さんに、謝辞と敬意を表して下さいました。感謝とともに、心からお礼を申し上げます。
被災の年に長岡の避難所から参加し、今年は南相馬から来られた方はこう言われました。「2年前の非難の時、どれだけ勇気づけられたか、癒されたか、変わりゆくふるさとを憂いつつも、今日も元気をもらっています」ともあれ、私たちはどんな状況でも、これからも支えあいの結と恩返しの真心を共に高めあっていきましょう。
田植えは5月25(土)に行います
先日は道普請、総会に大勢の皆様から参加いただきありがとうございました。 ふるさと会の田植え日は今現在の田んぼの残雪の状況から25日に行なうことになりましたのでご連絡いたします。
25日(土)AM9:00からとなりますので、汚れてもよい服装で参加くださるようお願いいたします。
又、昼食はおにぎり程度を持参下さい、今年も肉汁は計画したいと考えております。 参加いただける方、できるだけ連絡をお願いいたします。(食材他の準備の都合上、人数把握をしたいので!)
尚、今年の田植えには、先日致しましたように昔ながらの田植え衣装(画像参照)を10組程、準備いたしましたので着用ご希望の方(女性用)は申し出下さい。
事務局 石井
2013.05.07 | 新着情報
山古志木篭ふるさと会 第4回総会
5月3日(金)、山古志木篭ふるさと会の総会が郷見庵で行われました。中越震災から約8年、ふるさと会設立から4回目の総会。昨年の活動総括が承認され、今年度の活動のアイディアを話し合い、今年もいよいよ本格的なふるさと会のスタートを切りました。
「木篭集落はお年寄りの多い小さな小さな集落です。けれどこの村が、全国から周囲の皆さんの力でこうして元気になっている。本当にこころから感謝しています。そして、地震からの復興だけでなく、木篭集落のこの“コミュニティーの形”が大学や研究をされる方々から今注目を集めています。木篭の私たちでだけではできないことが、周りの皆さんの力で実現しています。今年もどうか、一緒にふるさと会を元気にしていきましょう」と松井会長から挨拶がありました。
郷見庵2階の畳の上で、集落のお父さんお母さんたち、新潟県内各地、静岡、東京から集まったふるさと会員たちがみんな顔を寄せ合っての会でした。
会の前は、雨の中、みんなで協力して木篭集落の道普請を行い、会の後にはうるい汁や持ち寄ったご馳走で美味しい昼食をいただきました。すると午後から青空が広がり始め、山を散策したり、昨年植えた雪割り草の様子を見に行ったり。それぞれが木篭の春を堪能しました。
4月21日 郷見庵オープンしました
郷見庵が長い冬ごもりから明けました。今日の山古志木篭には春の雪がちらちらと舞っていました。
昨日は、地元住民とふるさと会の有志が集まって、郷見庵の冬がこいを外したり、掃除や片づけをして今日のオープンを迎えました。いつもの木篭のおばちゃんたちも待っています。木篭の山菜はまだ雪の下ですが、地元長岡から一足早くシャキシャキの「こごめ」や「うるい」が届きました。郷見庵横の斜面には、雪割り草が顔を出し、ピンクのつぼみをふくらませています。
道路はきれいで、雪も雨のようななごり雪ですので、車はもちろん普通タイヤで大丈夫です。皆さんのお越しをお待ちしています。
平成25年度 春のふるさと会行事予定
本年もふるさと会の活動は総会もって始動したいと考えておりますので4~5月の計画をご案内いたします。
1.郷見庵開店 4月21日
午前中から準備を進め開店いたしますのでお手伝い頂ける方の応援をお願いいたします。
2.ふるさと会総会及び春の道普請 5月3日
9時から道普請として郷見庵周辺の整備(看板設置等)、集落の美化活動(ゴミ収集等)を行ないます。
11時からふるさと会総会を郷見庵2階で行ないます。
午後からフキノトウ、山うど等の山菜が採れるようでしたら近くの山歩きも行なえたらと考えています。
(昼食は各自持参でお願いします)
3.田植え 5月19日 又は 5月25日
雪解けの状況を今月末まで様子を見て、あらためてお知らせいたします。
今年の田植えには、会員有志の方達が昔ながらの衣装(もんぺ、はんちゃ、前掛け、すげがさ)を10組程度作って、田植
に花を添えることになっておりますのでお楽しみに!