蕎麦祭り、大根人参取り、フラワーアレンジメントで一期一会に感謝
11月23日(金)(祝日)毎年恒例となった蕎麦祭りを行いました。この日は朝から霧がけむる小雨まじりの日でしたが、小高町の牧さんをはじめ、集まった30人のパワーに押され、午後から雨はあがりました。さて今年の蕎麦の作付けは猛暑の為不作で2回行いましたが、取れた量が少なかった為、他集落の実を仕入れての蕎麦打ちとなりました。一昨年までは素人だった「師匠」の手ほどきの元、「ワイルドだぜ~」とばかりに蕎麦粉と格闘して、きしめんや素麺や二股に分かれた個性溢れる蕎麦麺が完成。一方、初めてこられた新潟の鶴巻さんの旦那さんが台所に立ち、見事な包丁さばきや豊富な料理の知識で美味しい天ぷらが完成。ふるさと会のことを興味深く聞かれておられました。それから18日に島田さんが南相馬で宍戸さんから頂いた赤い毛糸の帽子に想いを寄せて、一緒の想いでお蕎麦をいただきました。その後、大根と人参の収穫をしました。まるまると太った大根には愛情と感謝がいっぱい。一年ぶりに木籠に来られた新潟の坂井先生(フラワーアレンジメント)は、畑と集落と滑り落ちた山の土砂とせき止められた川を眺めながら、山を開いて高台へ移転した経緯を石井さんから聞き、住民の心根の清らかさ、たくましさに感動。その後、卿見庵の2階に美しいフラワーアレンジメントを飾っていただきました。
こうして新しく参加される方にとっては、私たちがふだん見慣れ聞きなれている木籠のことが新鮮に映ります。そのおかげさまで私たちは会発足の当初の「初心」に帰れることができます。これからも一期一会に感謝し、そこから得たものを初心の想いで恩返しと集落の絆の維持に繋げていきたいと思います。
恩返しと恩返しの真心で、南相馬に♪花は咲く花は咲く♪
11月18日(日)、今年も南相馬に、闘牛会、ふるさと会有志、小高町出身の牧さん夫妻20人で恩返しのお米を届けました。
伺った先は、昨年と同じ鹿島区小池長沼地域の仮設住宅(200世帯)で、今回は「天の風、浜街道号」をお披露目しました。この日は寒冷前線の影響で南相馬も風が強い寒い日でしたが、到着前から大勢の方が並んでおられました。
差し入れを用意して出迎えていただいた菅野さん、今井さん、宍戸さん、東さんと再会し、固く手を握って笑顔そして涙、笑顔、・・・。挨拶の後、「浜街道号」が見守り、関さんの奥様、児玉さんの唄が流れる中、闘牛場で募った真心で購入した新米500kg(一袋2kg、山古志小学校の生徒の応援メッセージ入り)、ギョーザ400食、枝豆20kグラムが励ましの言葉とともに、一人ひとりに手渡されました。加えて、初めて見る「天の風、浜街道号」(1200kg)に仮設の方々はただただ圧倒され、その恩返しの想いの大きさにうなずかれていました。仮設の子供たちもおっかなびっくりで興味深々。元気な姿を見ることができました。
ともあれ、これからも中越地震で被災した私たちが元気な姿を、希望や夢や勇気を見失っている南相馬をはじめ、被災地の方々に見ていただくことが、なによりの「恩返し」であり、そこから絆と勇気と幸の花は咲き続けていくと信じます。
2012.11.24 | 新着情報
郷見庵感謝祭 ~震災から8年、郷見庵2周年~
中越地震から8年目の10月23日に、震災復興に対する感謝と開店2周年を迎えた郷見庵のお祝いを兼ねて「郷見庵感謝祭」が行なわれました。あいにくの雨の中、大勢の方にお出でいただき「つき立てのお餅の振舞い」「巨大カボチャの重さ当てクイズ」「お茶、新米、落花生の掴み取り」等の賑やかな催しで、郷見庵を訪れたお客様に楽しんで頂きました。
10月7日 雪割り草植え
木籠集落の鎮守様、諏訪神社の境内にある大欅(江戸初期から夫婦欅と呼ばれる長岡市指定の天然記念物)の根元に50株以上の雪割り草(みすみ草)の苗植えを行ないました。
この場所は4年前に建て替えた社の跡地ですので、来春雪解け後(5月中旬)、色とりどりの可憐な花が咲くよう神様が見守ってくれることと期待しております。
苗植えの後は5年前に植えた芝桜の花文字畑の草刈りを行いました。こちらも来年の6月初旬に『山古志コゴモ』の花文字浮かび上がることと思います。
9月15日 山古志ウオークおもてなし、サツマイモ掘り
9月15日山古志ウォークおもてなしと、さつま芋掘りで胸いっぱいになりました。
木籠もあいかわらず暑い日が続いていますが、澄み切った星空と、朝霧たちこめる集落、谷間のすがすがしい空気が、旅愁をいざなう秋を感じさせます。
「長岡ツーデイマーチ」、初日の「山古志ウォーク」には、木籠を通る22キロのコースが企画されました。9時半から11時半ころまで、ふるさと会で作った案山子が迎える中、参加者150人の方におもてなしをさせていただきました。
今回のおもてなしには漬物やさつま芋に加え、かき氷とポップコーンが登場。長岡に避難されている南相馬の牧さん夫妻、川瀬さんも駆けつけてくださり、心にしみる恩返しのおもてなしになりました。
さて、午後からはさつま芋ほりを行いました。芋本体を傷つけないようにスコップや桑で掘り探るのは本当に難しい“業”が必要です。手間ひまかかって皆さんの愛情がいっぱいつまったさつま芋は本当に甘く、ふるさと会の名脇役の一つです。
さて23日は主役の一つ、お米の稲刈りがあります。ご馳走を用意しておりますので、みなさん笑顔でお会いいたしましょう。
8月15日 今年も盆踊り ~みなさんありがとう~
皆様、残暑お見舞い申し上げます。今年の木籠は昨年より暑いですが、それよりも熱い心の方がいらっしゃいます。
忘れ去られている小さな石仏を集めてきて供養するUさん。7月29日に蒔いたお蕎麦の種が暑さでだいなしななった為、炎天下に蒔き直しした有志、神社の清掃で埃をかぶってもいやな顔一つされない「新会員」(?)のSさん。盆歌を指導する88歳のAさん、なんとかデビューしたいとお隣の集落までいってなお習うUさん。Kさん。夕立が起こったため、セットしていたポップコーン機械、太鼓や音響機材をずぶぬれになって避難させたAさん夫妻。お盆のお客様よりもかわいい孫よりも盆踊りが「命」のSさんとOさん夫妻。駆けつけていただいた長島さんや関議員、奥様。小雨にもかまうことなく踊りきったみなさまの情熱と真心は、間違いなく心の曇り空を突き抜けて被災者のみな様へ恩返しとして届いたことでしょう。今年も皆元気でお盆に集えたことを感謝いたします。
お盆の準備道普請、真夏のジャガイモ堀り
メダルラッシュが続くロンドン5輪の寝不足も暑さの疲れもなんのその。8月12日にテレビの取材の中、夏の道普請、神社の清掃、じゃが芋堀りが行われました。今冬の雪の量や猛暑も雨不足にも負けず、雑草もじゃが芋も崩れた灯篭もツバメの巣も夫婦欅の新芽も私たちに金メダルを用意してくれていました。2時間ほどの作業ですっきりとした道と神社に幟が日の丸のように誇らしげに揺れています。じゃが芋掘り競技は優劣競うことなく暑さにギブアップ。それでも「スイカ食べ放題」競技は別バラをかかえて、メダリスト入り。
ともあれ15日の神事、盆踊りの参加をお待ちしております。
猛暑の中で蕎麦まき ~年末の蕎麦打ちをお楽しみに~
7月29日(日)午後3時より気温45度?の猛暑もなんのその、集まった7人で、皆さんのおいしいあの笑顔見たさに、お蕎麦の種蒔きをしました。今年は以前の畑から引越しをして広い日当たりの良い畑に蒔きました。耕していただいた斉藤さんの情熱が皆さんの心を満たすと信じます。蕎麦うちの際は、皆さん大勢賞味くださいませ。
大きな七夕に願いを・・・ 蛍の田んぼで夕涼み
6月30日、今まで作りためた七夕飾りを大きな竹に飾り付け、豪華な七夕飾りができました。2本作って1本は郷見庵2階の階段に、もう1本はテント脇に置いて、訪れたお客様が願いを込めた短冊をその場で飾っていただけるようにしてあります。今日から7月、ぜひ七夕に願いを結びに来てください。
蛍観賞には、ふるさと便りをご覧になって埼玉からいらしてくださった会員ご夫妻や、長岡在住の南相馬のご家族など20名ほど集まり、暗くなるまでにぎやかに懇親会を催して蛍観賞に望みましたが、ちょっと残念なことに、昨年のような蛍の乱舞は見ることができませんでした。「あっ、いたいた!」「あそこあそこ!」「どこどこ?あっ見つけた」なんていいながら、断続的に1~2匹が見られたにすぎませんでした。今年は時期的にやや遅れているのと、しばらく雨が降っていなかったのが原因かとも思います。今日あたりは湿気が多く、雨降り前夜。蒸し暑い夜になりそうなので、チャンスかもしれません!
笹団子、チマキつくり 七夕の準備も着々と・・・
今年も恒例の笹団子、チマキ作りです。25人くらいが集まりました。木篭のいいところは、笹採りから始めるところ。笹藪に分け入って、ツヤの良い緑の笹を自分たちで採ってきます。その笹にもち米を包んでチマキつくり、よもぎ餅にあんこ入れて包むと笹団子が出来上がります。包み方や縛り方の先生は木篭のお母さんたち。良く教わって、年々腕が上がってますね(^v^)/ 出来立てのチマキ、笹団子での昼食。その後、七夕飾り作りを行ないました。今年は大き目の竹を用意しますので七夕飾りも豪華なものをと頑張りました。カラフルでみんな個性的!30日に願いとともに、大きい竹へ飾り付けを行ないます。