春の行事の予定
≪郷見庵開店≫4月19日(土)
10時ごろからの開店を予定しております。山菜等も店頭に出回るころになりますので皆さんのお出でをお待ちしております。(開店準備、清掃等お手伝い願えると助かります)
≪桜の植樹≫ 4月29日(祝)
AM10時より
昨年、東日本大震災以降、交流のある南相馬の皆様よりお米支援の返礼として桜の苗木の植樹をおこないます。
(『越の彼岸』『神代曙』『関山』『陽光』の4品種100本)尚、植樹に際しては一本一本、植樹者のラベルを添える予定でおります。
≪ふるさと会総会≫5月6日
AM9時より道普請(集落内の道路の清掃)兼 集落の道普請
AM11時頃よりふるさと会総会 (道普請終了次第)(都合が付けば午後から集落周辺の散策も!)〈山菜も?〉
尚、田植えの予定は5月18日前後になると思いますが、今月19日に雪解けの状況をみて決定できればと思っております。
2014.04.12 | 新着情報
伊豆大島、土石流被災地訪問
昨年11月の南相馬への被災地訪問に引き続き、9月に局地集中豪雨による大規模土石流災害に見舞われ、多くの被災者を出した伊豆大島に闘牛場や郷見庵での募金をお送りした縁で、3月11日~13日に闘牛会、ふるさと会の有志及び東日本大震災後福島から長岡市に避難している南相馬の方等総勢11名で大島を訪問し被災者を激励してまいりました。
竹芝桟橋から夜10時の便で東京港の夜景を見ながら出航し翌朝の6時に大島岡田港に到着しました。大島町役場を朝の内に表敬訪問し、被災の状況、仮設住宅の様子等の説明を受けてから、椿まつりの最中で椿の花と大島桜が同時に咲いている島内を周遊し、夕方に仮設住宅を訪問いたしました。
温暖の島、伊豆大島でも2月の関東地方の大雪時には三原山の山頂付近では40cm以上と数十年ぶりの積雪を観測し、山の中腹以上では今も残雪は見られ、平地でも数センチの積雪があったようで、仮設暮らしの被災者の皆様には厳しい冬を迎えたそうです。
仮設住宅には26戸のご家族が入居されているそうですが、生憎、平日の昼間の訪問になったため、数軒のご家族しか在宅されておりませんでしたが、「山古志産コシヒカリ」や郷見庵でも販売しているふるさと会会員による「手作り民芸品」を贈呈してから、被災の状況や中越地震の経験を踏まえて、お互いの仮設での暮らし等語り合い交流を図って参りました。
最終日には参加したメンバー全員が復興支援を兼ねて大島名産品のお土産を沢山購入し岡田港に着きましたが、当日は春を呼ぶ低気圧により海上は大時化で東京便は4便中3便が欠航でしたが、予約の便のみ出航でき、荒れた海を無事乗り切り帰路に着きました。
来年の賽の神について
ふるさと会の皆さん、今年も残すところあとわずかとなりました。1年間、さまざまな活動を一緒に盛り上げてくださって、ありがとうございました。皆さんが良いお年をお迎えすることをお祈りし、そして来年一番の行事の予定をお知らせします。
賽の神の予定
年明けの12日(日)に、五穀豊穣、一年の息災を祈念する小正月の恒例行事、賽の神を行ないます。
朝、10時から集落の住民の皆さんと一緒に賽の神作りを始めます。
皆さんからも賽の神の組み付け、てっぺんに飾るおんべ作り等も参加いただきたいと思います。
賽の神が出来上がり次第、11時ごろから餅つきを行い、つきたての餅を食べてから賽の神の点火となります。(来年の年男、年女となられる午年の方に点火の役をお願いします)
(皆さんにも出来るお仕事は沢山ありますので早めにお出でいただけると助かります)
点火後は餅やするめを焼いてお楽しみ下さい。またみなさんとお会いできることを心よりお待ちしています。
2013.12.27 | 新着情報
ふるさと会の蕎麦屋が開店!?
7月末に種を蒔き、10月に予定より少な目でしたが8kg蕎麦が収穫できました。
今年も木籠ふるさと会のイベント行事は自前の蕎麦粉での恒例の蕎麦打ち大会で締めくくりました。お子さんも含めて、30人程で、蕎麦打ち係り、茹で上げ係り、天ぷら係りにと分担して賑やかな蕎麦祭となりました。天ぷら揚げはベテラン主婦揃い、どこの店に出しても恥ずかしくないパリッとした、かき揚げ、かぼちゃ、レンコン、神楽なんばんのてんぷら!そして3年前に菌を植えたなめこが立派に育ちましたのでなめこ汁も!
ご当地流のふのりつなぎの蕎麦打ちも、素人でも5年目経験を積んだベテランの指導の許、始めて体験した人のお蕎麦も、お店で出る蕎麦に近い出来になったように感じられます。
数日前の残雪がありましたが、当日は久々の晴天になったので屋外で”野だて蕎麦”としゃれ込み、出来上がった60人前の蕎麦は参加した方達、郷見庵を訪れたお客さんにも召し上がって頂き、集落の各戸にお裾分けでき大盛況の蕎麦祭となりました。(来年は蕎麦店を開いたらとの噂も!?)
11月10日(日) 福島南相馬に行ってきました
11月10日、山古志闘牛会とふるさと会、あわせて30人ほどで、福島県南相馬市の仮設住宅へ今年の新米を届けに行ってきました。震災以来、山古志の木篭でたくさんの被災者の方々と励まし、励まされ、お付き合いをさせていただきました。でも、自分で福島に行ったことがない、自分の目で福島をまだ見ていない、そんな少し後ろめたいような気持が、やっと報われた会員も多かったことと思います。
皆で袋詰めをして、松井会長さんのメッセージを入れたお米を、ひとつひとつ仮設住宅の方々に手渡しました。恩返し地蔵さんも一人で200個も作られたふるさと会のお母さんが、お年寄りから小さなお子さんにまで丁寧に手渡しました。“元気になってね、頑張ってね”の言葉も、いつの間にか“ありがとうね、頑張ろうね”になって、山古志の私たちも、福島の方々も、お互いに支えあって進んでいるんだなあと思いました。
その後、集会場で伴奏の伴さんが音頭をとってみんなで歌の会。“私が有名な歌手なわけじゃないけれど、ここに集まった皆さん一人一人が素敵な歌い手さん”その言葉とユニークな伴奏で、懐かしい、あったかい歌をみんなで歌いました。「花は咲く」を歌いたい!その歌詞はとても心にしみこみます。大勢がひとところに集まって、声をあわせて元気をもらいました。笑いに涙に手拍子に。みなさん本当にありがとうございました。
バスは海に向かって進みます。広がる草原はかつての田んぼです。雨も降り始めて荒れる海。“津波はあの林も丘も呑み込んで、あの山のふもとまで舟が転がっていたんです”「あの山」と言われても、雨の中ではかすんで見える遠く向こうの山。“集まっていたお年寄り、車にいた若い人たち、みんなみんなここで亡くなりました” 海を背に、観音様に向かって懸命に話す宍戸さんの言葉は「私たちのことを忘れないで」と言っているようでした。
帰り道、飯舘で鮮やかな紅葉の山々と、ふもとの家々の人気のなさに言葉を失いました。街灯だけつき始めても、家に明かりは灯りません。南相馬も中心街はすでににぎやかな街のよう。でもたくさんの仮設住宅に住む方々とその暮らしぶりに、“私たちが帰れる日はいつ来るのでしょう”と、今なお長岡で避難生活を送る方は言いました。“私たちと同じだったよお…”と目頭を押さえる木篭のおばあちゃん。先の見えなかった9年前を思い出されたのでしょう。小さいけれど、ひとりひとりの私たちの今日の気持ちを、これからもずっとつなげていきたいと思います。
蕎麦打ち大会日程のお知らせ
本年で5年目を迎えた、ふるさと会の蕎麦作りは種蒔から開花まで順調に生育し、かなりの豊作が期待されましたが、満開の花の割には実の生り方が悪く、収量が少ない結果となりました。それでも8kgの収穫があり、蕎麦打ち大会には50人前以上の蕎麦が打てる量になります。恒例の蕎麦打ち大会を下記のように行ないますので皆様の参加をお待ちいたします。
日時 11月17日(日) 10時より (蕎麦打ちは10:30ごろから)
場所 木籠集会所
会費 500円(天ぷら付き)
素人同士の蕎麦打ちですので、美味しさは二の次にして蕎麦打ち体験を楽しみたいと思います。(年々腕は向上しており、昨年はお店の蕎麦に大分近づいてきております?)尚、蕎麦打ちは10鉢前後ですので全員が打てない場合もありますので御了承願います。(召し上がるお蕎麦は40~50人分できる予定)
参加くださる方は連絡くださるようお願いいたします。(材料仕込の都合がありますので事前の連絡をお願いいたします)
10月23日中越震災メモリアルの日
10月23日の中越地震メモリアルの日はまた郷見庵の3周年でもあります。今年も村の人とふるさと会の仲間で感謝祭を開きました。もてなしの餅つきや豚汁、牛煮込みの出店、落花生・お茶のつかみ取りなど数日前からみんなで相談しながら力を合わせて準備してきました。
今年はそれに加えてプロの歌い手さんのコンサートを開くことに!昨年山古志に来られた清水康子さんが仲間達と一緒に郷見庵でボランティアでライブを開いてくださることになりました。前日は大雨でハラハラしましたが、当日は見事に晴れ!
静岡や埼玉からやってきてくれたふるさと会々員さんも加わって朝から集落の皆さんと仲間で会場準備やおもてなしに大忙しでした。ライブ会場はふるさと会員のNさんが、手作りのテラスを和風にアレンジした野外コンサートです。
清水康子さんたちご一行も郷見庵に到着しました。そうこうこうしてしているうちに観光バスなどでお客様がやってきてテントやお店が賑わいだしましたよ。
振る舞いの餅つきは 郷見庵の名物。搗くのも慣れたもの、お餅ちぎりも我らにお任せあれ。臼端にはお餅でほっぺを膨らませた人たちの輪が広がりました。あんこにきな粉の搗きたてのおもちは コシが強くてうまいよお~!
さあ、おなかもいっぱいだし ライブを始めましょうか・・と思った時、サプラズが!!村の公共施設に勤務されているお嬢さんが「実は私、今日入籍するのです」と聞いたものですから急遽、みんなの前でお祝いすることになりました。村の人たちの「おめでとう」「おめでとう」の祝福を受けて恥ずかしそうに嬉しそうに微笑むお二人さん、末永くどうぞお幸せに!!!。
さあ、今度こそ今日のメインイベントの開始です。名づけて『ふるさとはここに』コンサート。司会は地元ケーブルテレビのアナウンサー荒木さんです。清水康子さん、椿井 亘さん、岩花淑子さんの歌とと軽妙なトーク中西紫鳳さん、新津幸音さんによる津軽三味線や民謡さすがにプロの方の舞台は魅了しますね。歌い手さんの熱唱に会場から手拍子やダンスまで飛び出して楽しく進行していきました。
お礼に花束を渡してもらったのは、その日福島から駆けつけてくれた宍戸さんです。また会員のNさんは自宅のコシヒカリまでプレゼントしてくれました。
最後に復興応援歌『花は咲く』を会場の皆さんと一緒に歌ってコンサートはフィナーレ。和やかな素敵な山のコンサートでした。『清水康子さんと素敵な仲間達』のみなさん本当にありがとうございました。
こうして郷見庵のメモリアルデーは過ぎていき、9年前、地震が起きた5時56分がきました。山古志体育館では多くの人たちが黙祷をささげました。
震災後過疎化・高齢化が加速している今の山古志ですが、清水さんの『ふるさとはここに」の歌詞のように
今はたとえ離れていても『友達・仲間・そして家族』にとっての『ふるさと』が確かに ここにあると思えた一日でした。
郷見庵感謝祭について
11月23日の震災記念日における郷見庵感謝祭当日の全体スケジュールをお知らせいたします。
・10時 お茶、落花生の掴み取り (品物が無くなるまで)
・11時 餅つき (来場者へお振舞い)
・11時30分 ライブコンサート「清水康子と素敵な仲間達」 (1時間30分程)
その他、多少のイベントも検討中です。たくさんの方々が来てくださるのをお待ちしています。
蕎麦の刈り取り ~一粒も残さずに \(^v^)/~
10月6日(日)、夏に真っ白だった蕎麦の花畑は、茎を茜色に染めて三角の実を実らせました。お天気も秋晴れ。
木篭の名人に伺うと午前中の摘み取りが肝要とのこと。午後になると実が落下し易いのだそうです。みんなで一気に摘み取りたいところでしたが、なかなか大変。蕎麦畑が昨年より広いうえに、実りも良い!どれくらい採れるかな…うれしい声に少しおしゃべりも交えつつ、黙々と手を動かしました。
お昼は寺泊からいらしたお客様に、おいしいお魚のてんぷらを揚げていただきました。揚げたては格別。ごちそうさまでした。
元気をだして午後からもう一息摘み取りを頑張ることに。午後になると赤とんぼや秋風も出てきて気持ち良かった。仕事の合間のつめたい清水はおいしかった!
摘み取った蕎麦の実を、集落で次々に選別してテキパキと天日干ししてくださっていたお母さん方の協力もあり、何とか今日中に蕎麦の摘み取りと天日干しが終わりました。
今年は間違いなく、去年のリベンジができましたね。11月の蕎麦打ちが楽しみです。