今年の七夕は大きいぞ!しかも2本!
郷見庵での七夕飾りは3回目となります。年々レベルアップを重ね、本年は2本の大きな竹を準備し、郷見庵の両側を飾ることになりました。6月30日に木籠の住民、ふるさと会員、福島の避難者など大勢の人が集まり、デコレーションの制作、太い竹への飾り付けを賑やかに行ないました。木籠のおばーちゃん達も「子供のころを思い出し楽しいよー」とみんなでお喋りしながら飾りを作って頂きました。
木籠での七夕飾りは震災後、帰村のための住宅造成地での地鎮祭に各戸の区割り毎に一本の七夕を飾り、帰村の無事を祈ったものでした。あれから7年目になりましたので、今回は集落の各戸ごとに、小さな七夕飾りを作り飾って頂くことにいたしました。
七夕飾りは2~3週間飾ってありますので、お出でいただいた折には是非、ご覧下さい。
ちまき、笹団子、山法師のフラワーアートができました
6月22日、恒例のチマキ、笹団子作りを行いました。この行事は、震災から木篭に帰村して初めてみんなでやった思い出深い行事です。チマキの先生は木篭のお母さんたち。笹団子の先生はふるさと会の料理上手のお母さんたち。みんなで教えあってお昼は出来たてのチマキと笹団子をいただきました。「チマキって、きな粉だけでなく、木篭の神楽南蛮味噌をつけて食べるととっても美味しい」なんて発見もありました。
午後からは、新潟からフラワーアートの先生方3人に教わって、山法師の花を山古志のアケビのツルにちょこんと飾ったリース作りを教わりました。それぞれの個性いっぱい。涼しげな山法師の花がたくさんできました。親切に教えていただいた先生方、どうもありがとうございました。
雪解け後、春から初夏の木篭水没家屋
震災から8年になりました。水没家屋には、今もたくさんの方々が足を運んでくださいます。昨年は見守る会へ多くの方からご支援をいただきました。木篭復興の原点を皆さんの目で見ていただけることに感謝いたしますとともに、皆様が何かを持ち帰っていただければ幸いです。
震災以来、家屋にはほとんど何の手を加えることもなく、毎年長い冬の間、家屋は雪の中に埋もれてしまいます。春が来て姿を現す水没家屋は、少しづつ屋根が崩れ、家が傾いていきます。今私たちにできることは、この水没家屋を見守ることだけなのです。
6月9日 初夏の山里歩き
お天気は快晴、新緑はまぶしく、山古志の山々が笑っているようでした。
昨年は、土砂崩れ等の影響もあり見送られた山里歩きでしたが、今年再開することができました。田植えのときの早乙女の衣装や股引きは涼しくて山歩きにぴったりです。すげ笠はお日様からちょうど良く日陰を作ってくれるので、皆で愛用して歩きました。道案内は木篭のお母さん。お嫁に来た時からこの山を歩いて働いて、山道を知り尽くしています。
今回は木籠から登って、山頂から越後三山を眺め、記念撮影。南の小松倉中山隧道方面から降りるのではなく、北に降りて池谷方面の牛舎を眺めながらくだってきました。
山の上には震災前の田圃や畑の跡があり、こんな山の上までどうやって耕していたんだろう、現在復活している田圃や畑もどうやってる?のという声。わあ~こんなに高くまで登ってきたんだね~とすがすがしい達成感の声。冬の山越えで、自分の村が見える頂でホッとして力尽きてしまった方々への雪倒れの仏様。みずみずしい緑の草を飾って静かに手を合わせる木篭のお母さん。続いて皆も手を合せました。
10:30出発、15:15分木篭到着。みんなで見るまま思いつくまま、いろんなことをおしゃべりしながらの約5時間。山古志の里山と空気につつまれて、12キロ、22,300歩。みんなの気持もまた近づいた気がしました。
5月25日 快晴の早乙女田植え日和
水清く風薫る皐月晴れの下、5月25日土曜日AM9時より田植えを行いました。この日は連日の晴天に恵まれ、田んぼの状態も良く、寒くもなく暑くもなく暖かい日で、5月の澄んだ空気、鶯の声を聴きながらの田植となりました。
田植には遠くは静岡、南相馬市、筑波、東京、県内含めて60人の方が集まりました。南相馬市から半年ぶりの再会を喜び合い、ふるさと会を支えてくださる地域計画連合の皆さん、ご家族、長岡技大の学生さん、毎年田植えを待ち望むふるさと会員のみなさん、会えてよかった。
男女問わず、昔ながらの田植えの早乙女衣装(もんぺ、はんちゃ、前掛け、すげがさ)を10着用意し、着てもらいました。例年よりもずっと田んぼが華やかです。衣装も素敵、着ている人はもっと素敵。早くも来年この衣装を着たいと予約をされる方もいて、がんばって縫ってきた裏方さんも喜んでいます。
昨年より人数が多かったせいもあり、田植えは11時半で終了。そのあと卿見庵のテントで、昼食会を開きました。この日、新潟県の避難者を支援されている県の職員さんが、応援に訪れてくれまして、一緒に苗を植えてくださいました。挨拶で、木籠で避難者と交流し支援してくださる皆さんに、謝辞と敬意を表して下さいました。感謝とともに、心からお礼を申し上げます。
被災の年に長岡の避難所から参加し、今年は南相馬から来られた方はこう言われました。「2年前の非難の時、どれだけ勇気づけられたか、癒されたか、変わりゆくふるさとを憂いつつも、今日も元気をもらっています」ともあれ、私たちはどんな状況でも、これからも支えあいの結と恩返しの真心を共に高めあっていきましょう。
山古志木篭ふるさと会 第4回総会
5月3日(金)、山古志木篭ふるさと会の総会が郷見庵で行われました。中越震災から約8年、ふるさと会設立から4回目の総会。昨年の活動総括が承認され、今年度の活動のアイディアを話し合い、今年もいよいよ本格的なふるさと会のスタートを切りました。
「木篭集落はお年寄りの多い小さな小さな集落です。けれどこの村が、全国から周囲の皆さんの力でこうして元気になっている。本当にこころから感謝しています。そして、地震からの復興だけでなく、木篭集落のこの“コミュニティーの形”が大学や研究をされる方々から今注目を集めています。木篭の私たちでだけではできないことが、周りの皆さんの力で実現しています。今年もどうか、一緒にふるさと会を元気にしていきましょう」と松井会長から挨拶がありました。
郷見庵2階の畳の上で、集落のお父さんお母さんたち、新潟県内各地、静岡、東京から集まったふるさと会員たちがみんな顔を寄せ合っての会でした。
会の前は、雨の中、みんなで協力して木篭集落の道普請を行い、会の後にはうるい汁や持ち寄ったご馳走で美味しい昼食をいただきました。すると午後から青空が広がり始め、山を散策したり、昨年植えた雪割り草の様子を見に行ったり。それぞれが木篭の春を堪能しました。
4月21日 郷見庵オープンしました
郷見庵が長い冬ごもりから明けました。今日の山古志木篭には春の雪がちらちらと舞っていました。
昨日は、地元住民とふるさと会の有志が集まって、郷見庵の冬がこいを外したり、掃除や片づけをして今日のオープンを迎えました。いつもの木篭のおばちゃんたちも待っています。木篭の山菜はまだ雪の下ですが、地元長岡から一足早くシャキシャキの「こごめ」や「うるい」が届きました。郷見庵横の斜面には、雪割り草が顔を出し、ピンクのつぼみをふくらませています。
道路はきれいで、雪も雨のようななごり雪ですので、車はもちろん普通タイヤで大丈夫です。皆さんのお越しをお待ちしています。
平成25年度 春のふるさと会行事予定
本年もふるさと会の活動は総会もって始動したいと考えておりますので4~5月の計画をご案内いたします。
1.郷見庵開店 4月21日
午前中から準備を進め開店いたしますのでお手伝い頂ける方の応援をお願いいたします。
2.ふるさと会総会及び春の道普請 5月3日
9時から道普請として郷見庵周辺の整備(看板設置等)、集落の美化活動(ゴミ収集等)を行ないます。
11時からふるさと会総会を郷見庵2階で行ないます。
午後からフキノトウ、山うど等の山菜が採れるようでしたら近くの山歩きも行なえたらと考えています。
(昼食は各自持参でお願いします)
3.田植え 5月19日 又は 5月25日
雪解けの状況を今月末まで様子を見て、あらためてお知らせいたします。
今年の田植えには、会員有志の方達が昔ながらの衣装(もんぺ、はんちゃ、前掛け、すげがさ)を10組程度作って、田植
に花を添えることになっておりますのでお楽しみに!
平成25年1月13日 賽の神 ~新年の幸せを祈って~
12月7日の地震により、東北および福島の皆様には心からお見舞いを申し上げます。さまざまな思いをされていることと思いますが、ふるさと会は、ささやかながらいつも応援していますことを思い出していただけると幸いです。
さて、新年最初の行事は、賽の神です。各集落この時期に行いますが、木篭は1月13日(日)に行います。10:00頃から準備を始めて、お昼ころ点火し、もちつきなどのイベントを行います。
今年よりも、来年が少しづつでも安らかな年になりますよう、皆でお願いしたいと思います。
2012.12.11 | 最近の木籠
蕎麦打ち大会 11月23日
ふるさと会の蕎麦作りは刈り取りが終わり、本年は新しい畑で豊作が期待されましたが、残念ながら夏の日照りの影響で予定収穫量を大幅に下回る結果となりました。
恒例の蕎麦打ち大会は自前の蕎麦粉は不足しておりますが、追加分として山古志産の蕎麦粉を調達して下記のように行ないますので皆様の参加をお待ちいたします。
日時 11月23日(祝) 10時より (蕎麦打ちは10:30ごろから)
場所 木籠集会所
会費 ~1,000円(天ぷら付き)
(本年は蕎麦粉代金がかさみますので昨年より高くなりますが、参加人数が増えれば
減額する予定でおります)
素人同士の蕎麦打ちですので(年々腕は向上しておりますが!)、美味しさは二の次にして蕎麦打ち体験を楽しみたいと思います。尚、蕎麦打ちは10鉢前後ですので全員が打てない場合もありますので御了承願います。(召し上がるお蕎麦は40~50人分できる予定)
参加くださる方は連絡くださるようお願いいたします。(材料仕込の都合がありますので事前の連絡をお願いいたします)
2012.11.10 | 最近の木籠