田植えの日程 5月18日(日)です
4月19日 郷見庵オープンしました
今年の雪解けは例年より早く、木篭にもふきのとうがちらほら見えてきました。今日はみんなで郷見庵のオープン準備です。冬じゅう雪をかぶった案内看板の修理。郷見庵の掃除、屋根のひさし調整や手摺の設置。「ありがとうみなさん」の看板を立て、新しい商品も加わって、春のオープン。そろそろ山菜も並び始めるころですね。四季折々の郷見庵、震災10年目の今年も皆様をお待ちしています。
さて、「南相馬から来た桜の下で、コシヒカリのおにぎりを」との夢を実現すべく、昔ながらのお釜が登場。試し炊きをしてみました。湯気が出始めるといいにおい。思わず顔を近づけます。炊きあがりをいただいて、皆で昼食。美味しいね!というみんなの中に「う~ん、まだまだ」と夢を抱くNさん。もっともっと美味しい炊き上がりを考えて頭をひねっています。これは期待できそうですね。ともあれ、まだ少し肌寒い木篭の春、お日様に恵まれ、春の行事の良いスタートとなりました。
ふるさと会の蕎麦屋が開店!?
7月末に種を蒔き、10月に予定より少な目でしたが8kg蕎麦が収穫できました。
今年も木籠ふるさと会のイベント行事は自前の蕎麦粉での恒例の蕎麦打ち大会で締めくくりました。お子さんも含めて、30人程で、蕎麦打ち係り、茹で上げ係り、天ぷら係りにと分担して賑やかな蕎麦祭となりました。天ぷら揚げはベテラン主婦揃い、どこの店に出しても恥ずかしくないパリッとした、かき揚げ、かぼちゃ、レンコン、神楽なんばんのてんぷら!そして3年前に菌を植えたなめこが立派に育ちましたのでなめこ汁も!
ご当地流のふのりつなぎの蕎麦打ちも、素人でも5年目経験を積んだベテランの指導の許、始めて体験した人のお蕎麦も、お店で出る蕎麦に近い出来になったように感じられます。
数日前の残雪がありましたが、当日は久々の晴天になったので屋外で”野だて蕎麦”としゃれ込み、出来上がった60人前の蕎麦は参加した方達、郷見庵を訪れたお客さんにも召し上がって頂き、集落の各戸にお裾分けでき大盛況の蕎麦祭となりました。(来年は蕎麦店を開いたらとの噂も!?)
11月10日(日) 福島南相馬に行ってきました
11月10日、山古志闘牛会とふるさと会、あわせて30人ほどで、福島県南相馬市の仮設住宅へ今年の新米を届けに行ってきました。震災以来、山古志の木篭でたくさんの被災者の方々と励まし、励まされ、お付き合いをさせていただきました。でも、自分で福島に行ったことがない、自分の目で福島をまだ見ていない、そんな少し後ろめたいような気持が、やっと報われた会員も多かったことと思います。
皆で袋詰めをして、松井会長さんのメッセージを入れたお米を、ひとつひとつ仮設住宅の方々に手渡しました。恩返し地蔵さんも一人で200個も作られたふるさと会のお母さんが、お年寄りから小さなお子さんにまで丁寧に手渡しました。“元気になってね、頑張ってね”の言葉も、いつの間にか“ありがとうね、頑張ろうね”になって、山古志の私たちも、福島の方々も、お互いに支えあって進んでいるんだなあと思いました。
その後、集会場で伴奏の伴さんが音頭をとってみんなで歌の会。“私が有名な歌手なわけじゃないけれど、ここに集まった皆さん一人一人が素敵な歌い手さん”その言葉とユニークな伴奏で、懐かしい、あったかい歌をみんなで歌いました。「花は咲く」を歌いたい!その歌詞はとても心にしみこみます。大勢がひとところに集まって、声をあわせて元気をもらいました。笑いに涙に手拍子に。みなさん本当にありがとうございました。
バスは海に向かって進みます。広がる草原はかつての田んぼです。雨も降り始めて荒れる海。“津波はあの林も丘も呑み込んで、あの山のふもとまで舟が転がっていたんです”「あの山」と言われても、雨の中ではかすんで見える遠く向こうの山。“集まっていたお年寄り、車にいた若い人たち、みんなみんなここで亡くなりました” 海を背に、観音様に向かって懸命に話す宍戸さんの言葉は「私たちのことを忘れないで」と言っているようでした。
帰り道、飯舘で鮮やかな紅葉の山々と、ふもとの家々の人気のなさに言葉を失いました。街灯だけつき始めても、家に明かりは灯りません。南相馬も中心街はすでににぎやかな街のよう。でもたくさんの仮設住宅に住む方々とその暮らしぶりに、“私たちが帰れる日はいつ来るのでしょう”と、今なお長岡で避難生活を送る方は言いました。“私たちと同じだったよお…”と目頭を押さえる木篭のおばあちゃん。先の見えなかった9年前を思い出されたのでしょう。小さいけれど、ひとりひとりの私たちの今日の気持ちを、これからもずっとつなげていきたいと思います。
蕎麦打ち大会日程のお知らせ
本年で5年目を迎えた、ふるさと会の蕎麦作りは種蒔から開花まで順調に生育し、かなりの豊作が期待されましたが、満開の花の割には実の生り方が悪く、収量が少ない結果となりました。それでも8kgの収穫があり、蕎麦打ち大会には50人前以上の蕎麦が打てる量になります。恒例の蕎麦打ち大会を下記のように行ないますので皆様の参加をお待ちいたします。
日時 11月17日(日) 10時より (蕎麦打ちは10:30ごろから)
場所 木籠集会所
会費 500円(天ぷら付き)
素人同士の蕎麦打ちですので、美味しさは二の次にして蕎麦打ち体験を楽しみたいと思います。(年々腕は向上しており、昨年はお店の蕎麦に大分近づいてきております?)尚、蕎麦打ちは10鉢前後ですので全員が打てない場合もありますので御了承願います。(召し上がるお蕎麦は40~50人分できる予定)
参加くださる方は連絡くださるようお願いいたします。(材料仕込の都合がありますので事前の連絡をお願いいたします)
10月23日中越震災メモリアルの日
10月23日の中越地震メモリアルの日はまた郷見庵の3周年でもあります。今年も村の人とふるさと会の仲間で感謝祭を開きました。もてなしの餅つきや豚汁、牛煮込みの出店、落花生・お茶のつかみ取りなど数日前からみんなで相談しながら力を合わせて準備してきました。
今年はそれに加えてプロの歌い手さんのコンサートを開くことに!昨年山古志に来られた清水康子さんが仲間達と一緒に郷見庵でボランティアでライブを開いてくださることになりました。前日は大雨でハラハラしましたが、当日は見事に晴れ!
静岡や埼玉からやってきてくれたふるさと会々員さんも加わって朝から集落の皆さんと仲間で会場準備やおもてなしに大忙しでした。ライブ会場はふるさと会員のNさんが、手作りのテラスを和風にアレンジした野外コンサートです。
清水康子さんたちご一行も郷見庵に到着しました。そうこうこうしてしているうちに観光バスなどでお客様がやってきてテントやお店が賑わいだしましたよ。
振る舞いの餅つきは 郷見庵の名物。搗くのも慣れたもの、お餅ちぎりも我らにお任せあれ。臼端にはお餅でほっぺを膨らませた人たちの輪が広がりました。あんこにきな粉の搗きたてのおもちは コシが強くてうまいよお~!
さあ、おなかもいっぱいだし ライブを始めましょうか・・と思った時、サプラズが!!村の公共施設に勤務されているお嬢さんが「実は私、今日入籍するのです」と聞いたものですから急遽、みんなの前でお祝いすることになりました。村の人たちの「おめでとう」「おめでとう」の祝福を受けて恥ずかしそうに嬉しそうに微笑むお二人さん、末永くどうぞお幸せに!!!。
さあ、今度こそ今日のメインイベントの開始です。名づけて『ふるさとはここに』コンサート。司会は地元ケーブルテレビのアナウンサー荒木さんです。清水康子さん、椿井 亘さん、岩花淑子さんの歌とと軽妙なトーク中西紫鳳さん、新津幸音さんによる津軽三味線や民謡さすがにプロの方の舞台は魅了しますね。歌い手さんの熱唱に会場から手拍子やダンスまで飛び出して楽しく進行していきました。
お礼に花束を渡してもらったのは、その日福島から駆けつけてくれた宍戸さんです。また会員のNさんは自宅のコシヒカリまでプレゼントしてくれました。
最後に復興応援歌『花は咲く』を会場の皆さんと一緒に歌ってコンサートはフィナーレ。和やかな素敵な山のコンサートでした。『清水康子さんと素敵な仲間達』のみなさん本当にありがとうございました。
こうして郷見庵のメモリアルデーは過ぎていき、9年前、地震が起きた5時56分がきました。山古志体育館では多くの人たちが黙祷をささげました。
震災後過疎化・高齢化が加速している今の山古志ですが、清水さんの『ふるさとはここに」の歌詞のように
今はたとえ離れていても『友達・仲間・そして家族』にとっての『ふるさと』が確かに ここにあると思えた一日でした。
郷見庵感謝祭について
11月23日の震災記念日における郷見庵感謝祭当日の全体スケジュールをお知らせいたします。
・10時 お茶、落花生の掴み取り (品物が無くなるまで)
・11時 餅つき (来場者へお振舞い)
・11時30分 ライブコンサート「清水康子と素敵な仲間達」 (1時間30分程)
その他、多少のイベントも検討中です。たくさんの方々が来てくださるのをお待ちしています。
蕎麦の刈り取り ~一粒も残さずに \(^v^)/~
10月6日(日)、夏に真っ白だった蕎麦の花畑は、茎を茜色に染めて三角の実を実らせました。お天気も秋晴れ。
木篭の名人に伺うと午前中の摘み取りが肝要とのこと。午後になると実が落下し易いのだそうです。みんなで一気に摘み取りたいところでしたが、なかなか大変。蕎麦畑が昨年より広いうえに、実りも良い!どれくらい採れるかな…うれしい声に少しおしゃべりも交えつつ、黙々と手を動かしました。
お昼は寺泊からいらしたお客様に、おいしいお魚のてんぷらを揚げていただきました。揚げたては格別。ごちそうさまでした。
元気をだして午後からもう一息摘み取りを頑張ることに。午後になると赤とんぼや秋風も出てきて気持ち良かった。仕事の合間のつめたい清水はおいしかった!
摘み取った蕎麦の実を、集落で次々に選別してテキパキと天日干ししてくださっていたお母さん方の協力もあり、何とか今日中に蕎麦の摘み取りと天日干しが終わりました。
今年は間違いなく、去年のリベンジができましたね。11月の蕎麦打ちが楽しみです。
脱穀お疲れさまでした!!
9月30日(月)晴れのうちにと急遽前倒しで行なった脱穀作業も無事昨日終わりました。(昨年より出来が良さそうです!)
少数精鋭で臨んだ作業、大変だったと思いますが、お手伝いいただいた方々、本当にありがとうございました。しかし、さすが精鋭隊!少ないからこそ精を出して一生懸命汗を流していただき、何故か昨年より早く作業を進めることができたということです。青空の下、田んぼの畔での昼飯も、残りの作業の見通しが立った中で、余裕を持って楽しく賑やかに頂きました。
10月23日 郷見庵感謝祭&ライブのご案内
中越地震から9年目を迎える山古志・木籠
今では全国から多くの人が訪ねてくださる集落になりました。
村を応援し続けて下さる人々がこんなにもいらっしゃることに感謝しています。
“清水康子さんと素敵な仲間達” もまた中越地震後からずっと山古志を応援してくださっているプロの歌い手さんです。
昨年の『なごみ苑』に引き続き、今年は『郷見庵感謝祭』に ボランティアでライブを開いてくださることになりました。
日本の歌・シャンソン・民謡・津軽三味線を “生”でお楽しみください。
H25.10.23 郷見庵 清水康子と仲間たちご案内(←詳細はここをクリック)
是非、10月23日には お友達をたくさん誘って郷見庵にお越しくださいね。
お待ちしています。
清水康子さんの持ち歌で 『 ふるさとは ここに 』 の歌詞です。
まるで 山古志・木籠のことを歌ったようですよね。
一緒にこられる仲間の 椿井 亘さん の作詞で、 作曲は 野秋聖子 さん です。
ふるさとはここに(←詳細はここをクリック)
ふるさとはここに
作詞:椿井 亘 作曲:野秋聖子 歌: 清水康子
「覚えていますか あなたは
溢れるほど豊かな自然にいだかれて
遊んだ幼い日々を あなたのふるさとを・・・」
(一)
春の山々 新芽に飾られて
ときめきながら なぜか懐かしい
友と仰いだ 満天の星空
蛍飛び交う 夏の夜
忘れないで どんなことがあっても
私達は いつも いつまでも
友達 仲間 そして家族
たとえ今は 離れていても
時には顔を見せてください
待っています
ふるさとは いつもここに