初夏の恒例行事
今年も15人ほど集まり、三角ちまきと笹団子づくりを楽しみました。ベテランのお母さん方に手取り足取り教わりますが、スゲの結び方は難しく、いつの間にか「自分結び」に…。長いもの、丸いもの、個性的な形が並びます。「結びは苦手でも力仕事なら任せとけ!」と頼もしいお父さん方。皆が得意な所で力を発揮して、たくさんのちまきと笹団子が茹で上がりました。
肉汁と南蛮おむすびも加わり、いただきま~す。ちまきをきな粉につけて頬張ると笹の爽やかな香りが口いっぱいに広がります。笹団子の中身は、あんこに、南蛮味噌に、胡桃味噌。山の恵みを堪能し、お腹も心も大満足です。
一週間前に笹を取って茹でたり、餅米や胡桃味噌などの材料を準備したりして下さった方々、どうもありがとうございました。また来年も楽しみにしています!
笹団子・ちまき作り
初夏を迎え、柔らかい笹の若葉が芽吹いてくる季節になってきました。
本年もチマキ、笹団子作り以下のように計画いたしましたのでご案内いたします。
ご都合の付く方の参加をお待ち致します。
6月28日(日) AM10:00より 木籠集落集会所にて
材料準備の関係もありますので、参加いただける方はできるだけご連絡いただけるとたすかります。
お日様とそよ風 木籠の田植
5月23日(土)、待ち遠しかった春の田植です。今年も新潟各地から、東京、静岡、福島などの県外からも、たくさんの皆さんが集まってくださいました。青空にお日様はニコニコ。心地の良いそよ風が山里の香りをはこびます。田んぼの水も柔らかに温かみをおびて、思わず裸足で飛び込む人も。泥の感触が何だかなつかしい。数年たった早乙女の衣装も、ふるさと会のお母さん方が丁寧に繕ってくださって今年も田んぼに華をそえてくれました。今日一日は日常を離れ、田んぼに集まったたくさんの仲間たちと皆和やかに田植を楽しみました。
一生懸命バランスをとったり、苗を田んぼに投げ込んだりと頑張る子供たち。みんなでやれば仕事もどんどん進みます。力を合わせて黙々と手を動かす若者、お父さんお母さん。そして経験豊に隅々の植え残しをフォローしてくださるプロ級の方々。皆それぞれに自分のできることを協力して、2枚の田んぼ一面に見事に苗が植わりました。
仕事の後は、みんなで昼食。郷見庵の広場でおにぎりをほおばり、具だくさんのお汁をすすります。今回初登場の牛モツ煮込み。松井さんの新商品です。おかわりもすすみます。ウド、ぜんまい、わらびなど、品数の多い山菜料理に舌つづみ。外仕事の後は、ビールが美味し~い!うらやましい~。松井会長からは皆さんの労をねぎらい、集まってくださった感謝のあいさつをいただいて、楽しくおなか一杯のひと時でした。
食事の後はそれぞれのお楽しみ。山へ山菜取りに出かけたり、木籠にお花を植えたりしました。ここに集まって、色々な人と和やかな時間をすごし、思い思いに自分なりの木籠を楽しむ。そんな素敵な一日でした。
田植日程のお知らせ
5月23日(土)AM9:00から、木籠集落の棚田で田植を行います。
本年度も10組ほどの女性用かすり、菅笠の早乙女衣装と、5組程の男性衣装を準備してお待ちいたします。
参加される方は、長靴と汚れてもよい服装で参加くださるようお願いいたします。
また、昼食は汁物、煮つけ等を準備しますが、おにぎり程度をご持参ください。
なお、準備の都合上、ある程度人数を把握したいため、参加いただける方は、できるだけ連絡をお願いいたします。
ふるさと会総会
5月6日、朝から春の道普請を木籠住民と行い、雪が消えた道路などのゴミ拾いや清掃をして回りました。今年もようやく春がやってきました。
その後、昨年南相馬からの桜を植えた方たちと、冬を超えた桜を見て回りました。この春すでに2,3個の花をつけたものもありましたが、残念ながら4メートルを超える積雪に耐えられなかった桜は皆の手で植え替えました。今度こそ、根を木籠の地に根を張って頑張ってね。
そして、郷見庵2階で今年度のふるさと会総会を行いました。昨年度の行事報告、会計等が承認され、また、今まで副会長をしてくださった上田勇五郎さんは御勇退。新たに若手の松井吉幸さんを副会長として迎えました。松井会長からも、また、みんながそれぞれ楽しめることを、木籠でどんどんやりましょうというお話があり、今年のふるさと会がスタートしました。
郷見庵 春のオープン
4月25日(土)、雪の残る木籠も、ぽかぽかとお日様の温かさに包まれた、穏やかな一日です。「お久しぶり~」「今年もよろしく~」と、木籠住民とふるさと会員が集まって、郷見庵のオープン準備をしました。
木籠の春は、平場の春より2か月~3か月は遅い。皆、待ちに待ったと精を出して頑張ります。
作業の合間の一服は、春の嬉しさと再会の嬉しさで、おしゃべりがたえません。松井会長のあったかい松井節も、また今年1年木籠で楽しみ、皆の輪を繋げていこうという気持ちにさせてくれました。
一服の後は作業再開。郷見庵の商品を並べたり、今年の新作を披露したり。また、成田で凧揚げショップをされている新会員さんは、木籠でも見事な凧を揚げてくださいました。震災記念日等でご期待ください。
何はともあれ、郷見庵にも春が来ました。たくさんのみなさんとお会いし、美しい山の空気の中で、素敵な出会いがあることを、今年も楽しみにお待ちしています。ぜひ、山古志木籠にお立ち寄りください。
春の行事日程
木籠ふるさと会の春の行事予定が決まりましたのでお知らせいたします。
1・ 4月25日(土) 郷見庵オープン
(朝から開店準備を行いますのでお手伝い頂ける方の協力をお願いいたします)
2. 5月6日(祝)9時 春の道普請・ふるさと会総会
(道普請は集落内道路のゴミの清掃を行い、終了後、郷見庵2Fで総会を開きます)
(山菜が出ているようでしたら総会後、午後から近くの山を散策してみたいと思います)
3. 5月23日(土) 田植え (詳細は別途連絡)
4. 6月28日(日) チマキ、笹団子造り ・ 七夕飾り (詳細は別途連絡)
山古志の春はまだまだ遠い
お彼岸を過ぎても山古志は雪の中、道路にこそ雪はありませんが畑や田んぼでは2メートルの雪が残っており、今の時期例年より1メートル多いように感じられます。田植えや農作業の遅れが心配されます。
雪に囲まれた冬の山間地では屋内でお茶を飲みながら、春に向けての共同作業も楽しみの一つです。木籠集落では数年前から昔ながらの早乙女衣装で田植えを行っており、今回、冬のお茶飲み作業として田植衣装や菅笠の補充作業を行いました。
昔話や、今年の畑の話や南相馬の皆さんの話などなど手元より口の方がスムーズな楽しい一日でしたが、早乙女衣装や男性用衣装も整い田植えのビジュアルだけは早くも準備完了。
又、この日には隣の集落への道をを尋ねて可愛いお子さん連れの家族が訪れ、一緒にお茶飲みしふるさと会の話や田植え衣装を見て、田植えや色々な行事に参加してみたいとのことでした。
肝心の田植えの日については今のところ雪解けの目途が立ちませんので4月末か5月初めに計画をお知らせすることになりそうです。
山古志木篭の賽の神
11日、木籠集落の小正月伝統行事「賽ノ神」が集落の住民、県外からの会員を含めたふるさと会会員や家族など約100名が集まり、五穀豊穣、無病息災を祈り新しい年を迎えました。
午前10時から住民、参加者での賽ノ神作りは、支柱になる木を山から切り出し、カヤの束を重ね、ワラで外周を覆い、先端に御幣や色々な思いを書いた短冊を取り付けた竹竿を飾り約8メートルの賽ノ神が完成です。
点火前に雪上での餅つき、あんこや黄粉の餅や郷見庵特製の肉汁で腹ごしらえをして,年男、年女、子供たちにより賽ノ神の点火となり、煙が雪空に立ち上がると賽ノ神の火も勢いが増し、縁起物のスルメや餅を焼いて一年の無事を祈りました。又、子供たちはミカン投げやソリ遊び、雪穴掘りなど終日、笑顔と楽しい歓声で賑わっておりました。