郷見庵 春のオープン

 

4月25日(土)、雪の残る木籠も、ぽかぽかとお日様の温かさに包まれた、穏やかな一日です。「お久しぶり~」「今年もよろしく~」と、木籠住民とふるさと会員が集まって、郷見庵のオープン準備をしました。

木籠の春は、平場の春より2か月~3か月は遅い。皆、待ちに待ったと精を出して頑張ります。

 

作業の合間の一服は、春の嬉しさと再会の嬉しさで、おしゃべりがたえません。松井会長のあったかい松井節も、また今年1年木籠で楽しみ、皆の輪を繋げていこうという気持ちにさせてくれました。

 

一服の後は作業再開。郷見庵の商品を並べたり、今年の新作を披露したり。また、成田で凧揚げショップをされている新会員さんは、木籠でも見事な凧を揚げてくださいました。震災記念日等でご期待ください。

何はともあれ、郷見庵にも春が来ました。たくさんのみなさんとお会いし、美しい山の空気の中で、素敵な出会いがあることを、今年も楽しみにお待ちしています。ぜひ、山古志木籠にお立ち寄りください。

 

 

 

2015.04.26 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

山古志の春はまだまだ遠い

お彼岸を過ぎても山古志は雪の中、道路にこそ雪はありませんが畑や田んぼでは2メートルの雪が残っており、今の時期例年より1メートル多いように感じられます。田植えや農作業の遅れが心配されます。

雪に囲まれた冬の山間地では屋内でお茶を飲みながら、春に向けての共同作業も楽しみの一つです。木籠集落では数年前から昔ながらの早乙女衣装で田植えを行っており、今回、冬のお茶飲み作業として田植衣装や菅笠の補充作業を行いました。

   

昔話や、今年の畑の話や南相馬の皆さんの話などなど手元より口の方がスムーズな楽しい一日でしたが、早乙女衣装や男性用衣装も整い田植えのビジュアルだけは早くも準備完了。

又、この日には隣の集落への道をを尋ねて可愛いお子さん連れの家族が訪れ、一緒にお茶飲みしふるさと会の話や田植え衣装を見て、田植えや色々な行事に参加してみたいとのことでした。

   

肝心の田植えの日については今のところ雪解けの目途が立ちませんので4月末か5月初めに計画をお知らせすることになりそうです。

2015.03.25 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

山古志木篭の賽の神

11日、木籠集落の小正月伝統行事「賽ノ神」が集落の住民、県外からの会員を含めたふるさと会会員や家族など約100名が集まり、五穀豊穣、無病息災を祈り新しい年を迎えました。

    

午前10時から住民、参加者での賽ノ神作りは、支柱になる木を山から切り出し、カヤの束を重ね、ワラで外周を覆い、先端に御幣や色々な思いを書いた短冊を取り付けた竹竿を飾り約8メートルの賽ノ神が完成です。

  

点火前に雪上での餅つき、あんこや黄粉の餅や郷見庵特製の肉汁で腹ごしらえをして,年男、年女、子供たちにより賽ノ神の点火となり、煙が雪空に立ち上がると賽ノ神の火も勢いが増し、縁起物のスルメや餅を焼いて一年の無事を祈りました。又、子供たちはミカン投げやソリ遊び、雪穴掘りなど終日、笑顔と楽しい歓声で賑わっておりました。

    

  

 

2015.01.12 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

蕎麦打ち大会

11月9日(日)、山古志木篭産、自前のそば粉で蕎麦打ち大会です。ふるさと会員の他にもたくさんの方々が集まって、計50人ほどで蕎麦打ち大会となりました。女性陣はいつものように台所でサクサクの天ぷらを揚げています。寺泊の会員さんからサヨリと甘露煮、唐揚げ用豆アジをいただきました。長岡の会員さんからは、天ぷら用の蓮根とおろし用辛味大根をいただきました。ご馳走さまです!!

蕎麦打ちは、もはやベテランの域に達した会員さんの指導により、10人以上が体験しました。蕎麦打ちをするときは、小国の会員さんが浴衣地で作ったバンダナキャップが送られ、これをかぶって蕎麦打ちをしました。気分も盛り上がり、楽しそう。とってもさまになってますね~。小錦の浴衣地から作ったキャップもあるそうですよ。こしが強い蕎麦ができそうです。

 

 

他にもそば粉を一生懸命こねたり、太さをそろえようと一生懸命蕎麦切り包丁を握りました。ゆであがった蕎麦は、やっぱり長さも太さも個性的。でも、自分で作ったお蕎麦は格別!お客様方にはベテラン会員が手塩にかけたお蕎麦を食べていただきました。郷見庵からの紹介で蕎麦を食べに来てくださったお客様も多く、70~80人前用意した天ぷらも、会員やスタッフがお蕎麦を食べる頃にはなくなってしまうアクシデントも、とはいえ大盛況ということでありがとうございました。

蕎麦打ち大会を楽しんだ後、前日にふるさと会の畑で収穫した野菜(ネギ・人参・里芋がそれぞれ500個以上)を市価の半値くらいでお持ち帰り頂きました。木籠の野菜は格別おいしいですよ。今年も畑で一生懸命働いてくださった会員さん方、ありがとうございました。ごちそうさまです。

 

2014.11.11 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

10年目の震災記念日 ありがとうみなさん!!

あれから10年の月日がながれました。木籠は紅葉に染まっています。山の麓とはまた違った濃い色合いです。10月23日、朝8時ころから皆集まってきて、それぞれに準備を始めます。寒い中、元気に野菜を並べる木籠のお母さん、静岡から「今日は記念大特価!」と牧之原のあったか~いお茶をふるまうふるさと会員。「今日は4升炊くよ!」とおにぎり屋さんの夢をかなえた会員さん。丁寧にコシヒカリをとぎ、自慢のぬか釜に杉と籾殻をくべていきます。コンサートステージ、どうするの?どうやって幕張るの?なんて言いながら、いつのまにか出来ちゃった!こうしてなんだかんだ言いながら、着々と準備が進むのも10年間のチームワークですね。今日は大きな節目の日。「ありがとう」の気持ちをいっぱいこめてこれから皆さんをお迎えします!

    

さてお日様も照ってきて、たくさんのみなさんが集まってきてくださいました。恒例の餅つきが始まって、たのもしい力自慢がかわるがわる杵を振います。粘りづよ~いお餅ができましたよ。また、煮物をはじめたくさんの田舎ごっつお。山古志の味、木籠の味、みなさんたくさん食べてくださいね。みなさんのふるさとの味、思い出してくださるとうれしいです。

  

そして今日のコンサート、ふるさと会員でもあり、水没家屋を見守る集いにも賛同してくださった「声楽家 小松田 茂」さん。今日も奥様と二人三脚で素敵な歌声、あったかいステージをご披露くださいました。「ふるさと」をみんなで歌い、「梶木小学校校歌」に懐かしい思い出をめぐらしました。そして「もみじ」「帰省」など、ふるさとを思い起こす選曲のなかに、小松田先生が込めたメッセージは、「山古志、未来へ続け!」という、これからの山古志への応援メッセージでした。

また、群馬県渋川市からは「子持ギター・マンドリンクラブ」のみなさん。平均年齢?歳、とってもお元気で楽しそうな皆さんでした。「私たちもこうして元気にマンドリンを弾いています。山古志の皆さんも、私たちの姿をみて、演奏を聞いていただいて、まだまだ元気でがんばるぞ!って思っていただけたら」と代表の寺島さんはおっしゃいます。懐かしい曲目で、心に響き、心のこもった素敵な演奏を、ほんとうにありがとうございました。

   

さて、こうして10年目の震災記念の日が幕を閉じていきます。ここにご紹介しきれなかった、たくさんの方々のご協力がまだまだいくつもありました。また、会報をご覧に下さい。震災直後、何にも先が見えない真っ暗な不安の中から、いろんな想いで次々と決断をして、やっと木篭に戻ってこられました。ようやく取り戻した普通の暮らし。日常の暮らし。いろんな行事に毎年ひとが集まってくださって、木籠はみんなのふるさとになろうと繋がった輪。そして東日本大震災。同じ気持ちを分かち合いながら、一緒に進もうと繋がった輪。たくさんの皆様とここまで来て、またこれからも進んでいきましょう。10年たっていろんなことが少しずづ変わっていきます。それでも小さな一歩づつ、一休みしながらまた一歩、みんなで進まば大きな力。みなさんこれからもよろしくお願いします!

 

2014.10.26 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

お米の脱穀。いよいよ今年の味を楽しめます!

10月11日(土)、カラリと晴れて、はざかけの稲も良く乾き、軽くなりました。ぽ~んぽ~んと軽トラに稲束を下ろします。どっさり山盛りに稲を詰んだ軽トラが脱穀所まで次々とやってきて、こちらも大忙し。黙々と脱穀機に稲穂を滑り込ませます。「ちょっとまって~」と休みたくなりますが、農家のプロのお母さんやお父さんはテキパキ動き続けます。一生懸命ついていく私たち。だんだんコツもつかめてきたかな…。「きゅうけいだよ~」の声にホット一息。お茶やコーヒーが体にしみて、さつま芋の甘味で元気復活!

  

そして脱穀再開!9時半から皆で頑張ること2時間半、今年はお昼までに脱穀が終わりました。何とも手際よく、年々時間短縮しているようです。脱穀した米袋をひょいひょいトラックに積んで、2台分。この袋は重たいぞ~とうれしい声。これからこのお米が皆さんのお口にはいることでしょう。今年の味が今から楽しみです。

 

2014.10.13 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

蕎麦の収穫をしました

10月10日(金)、今年の蕎麦の収穫をしました。去年より大粒に実った重たそうな蕎麦の実です。おお~期待できそう\(^v^)/今日はみんなで刈り取りまで。ご苦労様でした。蕎麦の実を茎からしごく(わける)作業は11日に。脱穀の後行いました。お天気の中、ビニールシートを広げて一本一本手作業です。今日はさつま芋堀りまでして、働いたご褒美、おいしいお土産ができました。

  

2014.10.13 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

稲刈り日和

9月20日、昨日までの雨がうそのようです。青い空に黄金色の稲穂がとってもきれいでした。ぽかぽかとした秋晴れの稲刈り日和。9時のスタートが待ちきれないとばかりに、次々と稲穂の中に入っていきます。

 

 

「今年の株は小さいかしら?」「私が春に植えたところはおっきい~。」「OOさんみたいに、稲をこっちから持って…」「今日は私たちモデルみたい」 たくさんのカメラマンさんに囲まれて、それでも黙々と手をすすめます。稲を束ねる人、運ぶ人、それぞれに自分の役割を見つけて頑張る。「腰を大事に、休み休みね」プロのお母さんがいたわってくださいます。

「10年の繋がりが、これだけの人を集めてくれました」と松井さん。みんな顔なじみかと思えば、いつの間にか新しい方達もたくさん集まってこの行事を一緒に支えて、楽しんでくださっていました。

休憩のスイカは水分たっぷりで体にしみわたり、お昼のお母さん達のご馳走で、半日頑張った体にまた元気をいっぱい貰います。

   

午後からは、はざかけに大忙し。これからお日様が、稲穂をおいしく乾かしてくれます。乾いた頃、脱穀。10月4,5日の週末ごろになる見込みです。お天気にもよりますが、HPでご案内しますので、みなさんお手伝いに来てください。今年のお米はどんな味でしょうか。楽しみですね。

 

 

2014.09.20 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

山古志ウオークおもてなし

9月13日(土)は恒例の山古志ウオーク。700人の皆様に震災10年目の山古志を歩いていただきました。  10年たっても山古志を忘れずに参加していただけるのは本当にうれしいことです。そこで今年も、おもてなしで恩返しをさせていただきました。
西瓜は大好評。毎年参加されている方は、今年はどんなごちそうが食べ得られるかと期待してくださり、早めに駆け込んできます。いきわたらなかった皆様、子供たち、ごめんなさいね。

  

参加した山古志小の子供たちは、何か白いカート゛を渡しています。何と自分の名刺です。名前、学年、好きなもの、好きなたべものが書いてありました。校長先生の許可を得て、4~5枚郷見庵に張らせていただきました。

皆さん、一日ごくろうさま。来年も待ってます。

 

2014.09.20 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

手作りの鈴の緒

8月10日、盆踊りに先立って、神社の掃除や様々な準備をみんなで協力してやりました。神社にお祈りするとき綱を引いて鈴を鳴らします。「鈴の緒」というのだそうですが、これも新しくつくりました!見慣れない作業に、みんな興味深々。昨日はいい音が鳴ってましたよね。

   

2014.08.16 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

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