今年の七夕は大きいぞ!しかも2本!

郷見庵での七夕飾りは3回目となります。年々レベルアップを重ね、本年は2本の大きな竹を準備し、郷見庵の両側を飾ることになりました。6月30日に木籠の住民、ふるさと会員、福島の避難者など大勢の人が集まり、デコレーションの制作、太い竹への飾り付けを賑やかに行ないました。木籠のおばーちゃん達も「子供のころを思い出し楽しいよー」とみんなでお喋りしながら飾りを作って頂きました。

木籠での七夕飾りは震災後、帰村のための住宅造成地での地鎮祭に各戸の区割り毎に一本の七夕を飾り、帰村の無事を祈ったものでした。あれから7年目になりましたので、今回は集落の各戸ごとに、小さな七夕飾りを作り飾って頂くことにいたしました。

七夕飾りは2~3週間飾ってありますので、お出でいただいた折には是非、ご覧下さい。

2013.07.02 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

ちまき、笹団子、山法師のフラワーアートができました

6月22日、恒例のチマキ、笹団子作りを行いました。この行事は、震災から木篭に帰村して初めてみんなでやった思い出深い行事です。チマキの先生は木篭のお母さんたち。笹団子の先生はふるさと会の料理上手のお母さんたち。みんなで教えあってお昼は出来たてのチマキと笹団子をいただきました。「チマキって、きな粉だけでなく、木篭の神楽南蛮味噌をつけて食べるととっても美味しい」なんて発見もありました。

午後からは、新潟からフラワーアートの先生方3人に教わって、山法師の花を山古志のアケビのツルにちょこんと飾ったリース作りを教わりました。それぞれの個性いっぱい。涼しげな山法師の花がたくさんできました。親切に教えていただいた先生方、どうもありがとうございました。

2013.06.23 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

6月9日 初夏の山里歩き

お天気は快晴、新緑はまぶしく、山古志の山々が笑っているようでした。

昨年は、土砂崩れ等の影響もあり見送られた山里歩きでしたが、今年再開することができました。田植えのときの早乙女の衣装や股引きは涼しくて山歩きにぴったりです。すげ笠はお日様からちょうど良く日陰を作ってくれるので、皆で愛用して歩きました。道案内は木篭のお母さん。お嫁に来た時からこの山を歩いて働いて、山道を知り尽くしています。

今回は木籠から登って、山頂から越後三山を眺め、記念撮影。南の小松倉中山隧道方面から降りるのではなく、北に降りて池谷方面の牛舎を眺めながらくだってきました。

山の上には震災前の田圃や畑の跡があり、こんな山の上までどうやって耕していたんだろう、現在復活している田圃や畑もどうやってる?のという声。わあ~こんなに高くまで登ってきたんだね~とすがすがしい達成感の声。冬の山越えで、自分の村が見える頂でホッとして力尽きてしまった方々への雪倒れの仏様。みずみずしい緑の草を飾って静かに手を合わせる木篭のお母さん。続いて皆も手を合せました。

10:30出発、15:15分木篭到着。みんなで見るまま思いつくまま、いろんなことをおしゃべりしながらの約5時間。山古志の里山と空気につつまれて、12キロ、22,300歩。みんなの気持もまた近づいた気がしました。

2013.06.15 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

5月25日 快晴の早乙女田植え日和

水清く風薫る皐月晴れの下、5月25日土曜日AM9時より田植えを行いました。この日は連日の晴天に恵まれ、田んぼの状態も良く、寒くもなく暑くもなく暖かい日で、5月の澄んだ空気、鶯の声を聴きながらの田植となりました。

田植には遠くは静岡、南相馬市、筑波、東京、県内含めて60人の方が集まりました。南相馬市から半年ぶりの再会を喜び合い、ふるさと会を支えてくださる地域計画連合の皆さん、ご家族、長岡技大の学生さん、毎年田植えを待ち望むふるさと会員のみなさん、会えてよかった。

男女問わず、昔ながらの田植えの早乙女衣装(もんぺ、はんちゃ、前掛け、すげがさ)を10着用意し、着てもらいました。例年よりもずっと田んぼが華やかです。衣装も素敵、着ている人はもっと素敵。早くも来年この衣装を着たいと予約をされる方もいて、がんばって縫ってきた裏方さんも喜んでいます。

昨年より人数が多かったせいもあり、田植えは11時半で終了。そのあと卿見庵のテントで、昼食会を開きました。この日、新潟県の避難者を支援されている県の職員さんが、応援に訪れてくれまして、一緒に苗を植えてくださいました。挨拶で、木籠で避難者と交流し支援してくださる皆さんに、謝辞と敬意を表して下さいました。感謝とともに、心からお礼を申し上げます。

被災の年に長岡の避難所から参加し、今年は南相馬から来られた方はこう言われました。「2年前の非難の時、どれだけ勇気づけられたか、癒されたか、変わりゆくふるさとを憂いつつも、今日も元気をもらっています」ともあれ、私たちはどんな状況でも、これからも支えあいの結と恩返しの真心を共に高めあっていきましょう。

2013.05.27 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

山古志木篭ふるさと会 第4回総会

5月3日(金)、山古志木篭ふるさと会の総会が郷見庵で行われました。中越震災から約8年、ふるさと会設立から4回目の総会。昨年の活動総括が承認され、今年度の活動のアイディアを話し合い、今年もいよいよ本格的なふるさと会のスタートを切りました。

「木篭集落はお年寄りの多い小さな小さな集落です。けれどこの村が、全国から周囲の皆さんの力でこうして元気になっている。本当にこころから感謝しています。そして、地震からの復興だけでなく、木篭集落のこの“コミュニティーの形”が大学や研究をされる方々から今注目を集めています。木篭の私たちでだけではできないことが、周りの皆さんの力で実現しています。今年もどうか、一緒にふるさと会を元気にしていきましょう」と松井会長から挨拶がありました。

郷見庵2階の畳の上で、集落のお父さんお母さんたち、新潟県内各地、静岡、東京から集まったふるさと会員たちがみんな顔を寄せ合っての会でした。

会の前は、雨の中、みんなで協力して木篭集落の道普請を行い、会の後にはうるい汁や持ち寄ったご馳走で美味しい昼食をいただきました。すると午後から青空が広がり始め、山を散策したり、昨年植えた雪割り草の様子を見に行ったり。それぞれが木篭の春を堪能しました。

 

2013.05.05 | イベント報告,新着情報,最近の木籠

賽の神 ~がんばろう東北・福島、がんばろう山古志~

年初めの賽の神を、1月13日、郷見庵わきの広場で行いました。「がんばろう東北、福島、南相馬、がんばろう山古志、冬は必ず春が来る」とメッセージを賽の神につけて火をつけました。風も少なく炎はまっすぐ天高く燃え上がり、お餅や甘酒でポカポカ。福島から長岡で避難生活を送る方々も来ていただき、一緒に新しい年を迎えました。子供たちは雪遊びに夢中。ソリ、かまくら、雪合戦と笑顔でかけ回りました。今年こそ、東北、福島、南相馬に、少しでも先の見える希望がみえてくることを、心より願っています。

 

2013.01.13 | イベント報告,新着情報

蕎麦祭り、大根人参取り、フラワーアレンジメントで一期一会に感謝

11月23日(金)(祝日)毎年恒例となった蕎麦祭りを行いました。この日は朝から霧がけむる小雨まじりの日でしたが、小高町の牧さんをはじめ、集まった30人のパワーに押され、午後から雨はあがりました。さて今年の蕎麦の作付けは猛暑の為不作で2回行いましたが、取れた量が少なかった為、他集落の実を仕入れての蕎麦打ちとなりました。一昨年までは素人だった「師匠」の手ほどきの元、「ワイルドだぜ~」とばかりに蕎麦粉と格闘して、きしめんや素麺や二股に分かれた個性溢れる蕎麦麺が完成。一方、初めてこられた新潟の鶴巻さんの旦那さんが台所に立ち、見事な包丁さばきや豊富な料理の知識で美味しい天ぷらが完成。ふるさと会のことを興味深く聞かれておられました。それから18日に島田さんが南相馬で宍戸さんから頂いた赤い毛糸の帽子に想いを寄せて、一緒の想いでお蕎麦をいただきました。その後、大根と人参の収穫をしました。まるまると太った大根には愛情と感謝がいっぱい。一年ぶりに木籠に来られた新潟の坂井先生(フラワーアレンジメント)は、畑と集落と滑り落ちた山の土砂とせき止められた川を眺めながら、山を開いて高台へ移転した経緯を石井さんから聞き、住民の心根の清らかさ、たくましさに感動。その後、卿見庵の2階に美しいフラワーアレンジメントを飾っていただきました。

こうして新しく参加される方にとっては、私たちがふだん見慣れ聞きなれている木籠のことが新鮮に映ります。そのおかげさまで私たちは会発足の当初の「初心」に帰れることができます。これからも一期一会に感謝し、そこから得たものを初心の想いで恩返しと集落の絆の維持に繋げていきたいと思います。

2012.11.26 | イベント報告,新着情報

郷見庵感謝祭 ~震災から8年、郷見庵2周年~

中越地震から8年目の10月23日に、震災復興に対する感謝と開店2周年を迎えた郷見庵のお祝いを兼ねて「郷見庵感謝祭」が行なわれました。あいにくの雨の中、大勢の方にお出でいただき「つき立てのお餅の振舞い」「巨大カボチャの重さ当てクイズ」「お茶、新米、落花生の掴み取り」等の賑やかな催しで、郷見庵を訪れたお客様に楽しんで頂きました。

2012.10.25 | イベント報告,新着情報

10月7日 雪割り草植え

木籠集落の鎮守様、諏訪神社の境内にある大欅(江戸初期から夫婦欅と呼ばれる長岡市指定の天然記念物)の根元に50株以上の雪割り草(みすみ草)の苗植えを行ないました。

この場所は4年前に建て替えた社の跡地ですので、来春雪解け後(5月中旬)、色とりどりの可憐な花が咲くよう神様が見守ってくれることと期待しております。

苗植えの後は5年前に植えた芝桜の花文字畑の草刈りを行いました。こちらも来年の6月初旬に『山古志コゴモ』の花文字浮かび上がることと思います。 

2012.10.09 | イベント報告,新着情報

9月23日  雨のなか、稲刈りごくろうさまでした

あいにくの雨でしたが、ふるさと会恒例の稲刈りをしました。みな手際よく、テキパキとはさがけまで終わらせました。南相馬市から長岡に避難しておられるご家族、毎年遠くから来てくださる方々、皆様ありがとうございました。

2012.09.25 | イベント報告,最近の木籠

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